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ゆりんいたりあ日記

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2014年12月の記事

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ブオナンノ！

今日は至る所でブオナンノ！良い新年をと言う挨拶が交わされる。今日のローマはきっぱり晴れて、ひどく寒い。気温はぐっと下がって最低気温がマイナス３度、最高気温が３度。風が冷たいので帽子にマフラー、手袋が必需品という感じ。聖天使城のテラス（ここからの眺めはお奨め）から見たローマ周辺の山々にも結構雪が見えた。ローマの周りには実は山が沢山ある。ヴァチカン美術館やサンピエトロ寺院は１３時に閉まるので予想通りかなりの混雑、また午後１５時にカラカラ帝大浴場跡からボルゲーゼ公園にかけてマラソンがある。夜２１時半からはチルコマッシモでコンサートが始まりカウントダウンを待つ感じになる。帰宅途中、強風のために信号や木が倒れているのを見た。この寒さは明日からすこしだけ和らぐらしい。今年もブログを読んでいただきありがとうございました。来年はさらにいい年になるようにファイトで行きたいと思います。よい年をお迎えください。

2014.12.31

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今年もあとわずか！

イタリア昨日から寒気団が入り、雪が降っている所が結構あるようだ。昨日朝出かけるときに気温を見たら２度５分で雪マークがついていた。ローマの気温は大体最低気温がマイナス２度、最高気温が８度で、いよいよ冬がやって来たと言う感じ。今年のナボナ広場は通例の屋台が少ない。その代りに街頭芸人が色々な芸を見せてくれたりしている。１月６日のエピファニーまで続けられるようだ。サンピエトロ広場も例によって巨大なクリスマスツリーが立ち、馬鹿でかいプレセピオ（キリストの生誕を再現する）が飾られている。街中至るところにプレセピオは飾られているし、クリスマスのイルミネイションがきれいなのがこのシーズンは嬉しい。ヴァチカン美術館はそういえば最後の日曜日で今日フリーだけど昨日は結構な混みようだった。今年もあとわずか、一日一日を大切に丁寧に過ごしたい。

2014.12.28

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心が優しくなるところ

我が家は温泉好き。ローマ周辺からイタリア北部に至るまでいろいろ温泉巡りを今までしてきた。温泉といってもヨーロッパの場合、お湯の温度は日本に比べるといたって低い。ぬるま湯なのでその代り長く浸かっていられる。またご存知のように混浴なので水着を着て入るのが特徴。今回は我が家で人気があるトスカーナ南部のバーニョヴィニョニと言う場所に戻った。戻ったというのは、結局の所、いつもそこに帰って来てしまうから。ここは我が家から１７５キロの場所になり、車でもそう遠くないし、何と言ってもヴァッレ　ドルチャというユネスコ遺産になる景色が心を和ませてくれる。ホテルはＡというリゾートでいつ来ても一杯。バーニョ　ビニョニ自体は小さな町で、広場が温泉になっているが、現在は入浴できない。中世にヨーロッパ北からローマに向けてカッシア街道を降りていった巡礼の人々がここに寄って行った由緒ある場所。街自体もこの場所で採れるトラバーチンという大理石の一種で作られている。今回も温泉に入ったり、街を散歩したり、ホテルでオーガナイズするスポーツに参加したりとゆっくり。

2014.12.26

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年末年始のお知らせ

ついにクリスマス。今晩はクリスマスツリーの下にプレゼントを置かなければ。不景気のイタリアでもクリスマスイブはみんな忙しそう。明日明後日は祝日でお店がお休みになってしまうということもあるし、今晩のお夕食の準備にとりかかるということもあるからだ。さて、昨年同様に１２月３１日のローマのカウントダウンのお祭りはやはりチルコマッシモで２１時半から開始と決まった。またフォリインペリアリ通りでもお祭りがある。日本の暮れと違って３１日の夜は街中とても賑やかになりあちこちでパンパンと花火があがったり爆竹の音が聞こえたりする。地下鉄も３１日は夜中過ぎまで運行するという。１月１日は祝日で、お店もモニュメントもお休み。１月２日から普通営業になる。今年はサルデイ＊セール＊が１月３日から開始という。不景気ムードでクリスマス前に商品があまり売れなかったためサルデイを早目るということだ。メリークリスマス！

2014.12.24

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ローマ地下鉄のチケットについて

ローマは地下鉄、バス、トラムのチケットが共通券になっている。１００分間有効で（ただし、どんなに急いでも往復はできない）地下鉄だと入り口にある機械にチケットを入れた際刻印されるが、バスやトラムのときには車内にある機械で刻印を自分でしなければならない。（忘れると罰金が課される場合があるので注意）今まで地下鉄の出口はチケットを見せなくても良かったものが、最近チケットなしで乗車する人が多いために出口もチケットが必要になる。チケットをぽいと捨てることなく、とっておくことをお奨めしておこう。参考にローマの地下鉄バスのサイト。

2014.12.21

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バジリカータ州の歌手

イタリア南部バジリカータ州でこんな事件があった。ローカルレヴェルの歌手でマンゴという６０歳の歌手が先日コンサートをしていた時に心臓発作で亡くなった。その直後お通夜の席で彼の１５歳離れたお兄さんが弟の姿を見てやはり心臓発作で急死したという。このマンゴと言う歌手については実はイタリア全国レベルで知っている人は少ないのだが、ローカルではかなり知られた歌手であったらしい。地元に強く結びついた歌手で、また伊南部の特徴になるファミリー家族を大事にする人柄だったという。マンゴは４人の男兄弟であり、今回の事件であとのふたりのお兄さんたちも体の調子をひどく悪くしているという。新聞では自分の一部のような存在であった人間が亡くなったときにそんなことがあるとして、フェデリコ　フェッリーニが亡くなった時にも彼の妻であり女優であったジュリエッタ　マシーナ＊映画「道」を思い出しますね＊がやはり５か月後他界したとあった。

2014.12.16

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バースデイデイナーに出かける

冬の夕暮れは早い。２１日の冬至まで日が一番短いこの時期。イタリアも南北に長い国なので場所によって日没の時間が異なるが、私の住むローマ近郊で大体今は１６時半くらいに日没になる。ある程度の年になると誕生日を迎えるというのは感慨深いものになり、小さい頃のようにとても嬉しいというものではなくなる。無事ここまで元気で生きて来れてラッキーだったけれど、これからも元気で充実した人生を送りたいなとは思う。バースデイには毎年親友や家族とべったり過ごすことにしている。そこでお昼はアサリのスパゲッテイと付け合わせにグリーンサラダと茹でジャガイモを準備。ケーキはリコッタチーズとブラックチョコが入ったものを作った。お夕食は近所にある馴染みのレストランでイタリアン。そこは手打ちのきし麺フェットウッチーネが美味しいのだが今回は冬で寒くなって来たこともあって私はポレンタを注文。ポレンタはイタリアの山間部で作られるもので、通常はトウモロコシの粉を塩水を沸騰させたものに入れていく。本当のものは一時間くらいこねていないといけないのだが最近はプレコットと言って短時間で出来るものも出ている。そのポレンタに今回はサルシッチャと豚肉のあばら骨の入ったラグ＊ミートソース＊が掛かっているもの。ポレンタは色々な食べ方があり、きのこのトマトソースとか或はビアンコ（何もかけないで）小さく切って揚げて食べるとかされる。家族はきし麺に男性群は様々な種類の肉を焼いたものを食べていた。付け合わせはポテトフライとチコリ。デザートは子供たちがミッレフォリで今回も美味しくいただいた。

2014.12.14

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２４本目の映画００７続き

来年の２月上旬からローマで撮影が開始される映画００７については先日もブログでお話した。先日の新聞には具体的な撮影場所が載っていたので、参考までに。まず、１．ヴァチカン近くボルゴ地区。２．ナボナ広場周辺の旧市街。３．バルベリーニ広場からバルベリーニ通り、ナツイオナーレ通り、クワットロフォンターネ通り。４．ポルタピアからノメンターナ通り。５．テヴェレ川沿いの通りとテヴェレ川、ミルヴィオ橋４と５では車でボンドと敵が走る場面が撮影になり、テヴェレ川にボンドが落ちるという。ローマ市民や観光客に迷惑がかからないようにシーンの多くは夜間が予定されているという。撮影は２月上旬から５週間ということだった。映画自体の公開はイタリアでは１０月下旬とあった。

2014.12.13

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ゴンドラにナンバープレート

ヴェネツイア名物のゴンドラ。そのゴンドラにナンバープレートが付けられるようになったという。ゴンドラの歴史は古く、初めての記録は１０９４年に遡る。１５００年にスクエロと呼ばれた（もともとはギリシャ語のエスクハリオンから来るらしい）造船所から生まれるようになるという。もともとは色とりどりだったゴンドラの色が黒一色になるのはやはりその頃だっただろうか。現在ゴンドラは４３３台あり、ゴンドリエレと呼ばれるゴンドラ乗りは４３３人。代理は１６０人。ゴンドラ乗りになるためには５００時間の仕事を少なくとも３６か月かけてした上に試験を受けなくてはならない。ゴンドラは２８０の木片を組み合わせて作られたもので、重さ３５０キロ、長さ１０、８５メートル、幅１，４２メートルしかも、左右対称ではなくて左の方が２４センチ広いためにいつも傾くように作られている。問題のナンバープレートは黒字に白で数字が入っている。未登録のゴンドラ乗りを防ぐため、法外な料金を観光客がかけられないように、交通のすごいカナルグランデの交通規制などの意味があるという。気になる正規料金についてだが、今年の夏から３０分８０ユーロ夜間は１００ユーロ。ゴンドラ乗り場には料金が表示されるという。興味がある方はゴンドラの正式サイトがあるので参考に。

2014.12.11

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冬の到来

今年は冬の到来がひどく遅く、その代りに雨がとても多かった。今週は寒気団がローマにも入って来たようで、ぐっと気温が下がった。先週まで最高気温が２０度くらいあったのが、今日は１２度くらい。最低気温も２度くらいになっている。雨ばかりの気候に慣れないイタリア人は雨が多いと体の調子が悪くなる人が多い。今朝はいきなりの寒さに首の調子がおかしくなってと首を曲げられない人に会った。この寒さにしばらく慣れるまで１週間くらいはかかるかも知れない。だけど雨よりも寒くても晴れているのがいいわよね！というのが最近の決まり文句。

2014.12.10

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ラッファエッロのスタンツエ

ヴァチカン美術館にいらっしゃる方たちはお目当てのミケランジェロの壁画があるシステイーナ礼拝堂にまっしぐらという場合が多いかも知れない。長い廊下を渡って、システイーナ礼拝堂と書いてあるところを左に折れるとラッファエッロの部屋に着く。ここは、もともと１５０８年から２５歳だったラッファエッロにユリウス２世が壁画を描かせ始めたた所になる。ラファエッロの部屋と言われているスタンツエは４つあるのだけれど、一番有名なのがおそらくこのユリウス２世の図書館兼書斎だった、署名の間。そして次に描かれた壁画の部屋はヘリオドロスの間、１５１４年にラッファエッロのおじだったブラマンテが亡くなった年から描かれたのが、ボルゴの火災の間になるが、ブラマンテの仕事を引き継いで当時工事中だったサンピエトロ寺院の建築工事監督や様々な場所で行われていた発掘作業の監督になってしまったラファエッロ壁画を描いているひまは無くなってしまい、彼のお弟子さんたちが描いていくようになる。上記３つの部屋は既に修復が終わっていて、とてもきれいな壁画にもどっているのだが、今回来年の２月から修復が始まるのが、最後の部屋になるコンスタンティヌス帝の間。ここは４つの部屋の中でも特に大きく、晩さん会などに使われたと言われている場所なのだけれど、１５２０年に３７歳で急死したラファエッロの下絵をもとにお弟子さんたち（特にジュリオロマーノ）が描いたと言われる。今回修復は８年かかると予想されていて、金額にして５００万ユーロかかるのだけれど世界に広がる美術愛好者たちがヴァチカン美術館をバックアップしていて、彼らの寄付で全額大丈夫なのだと、ヴァチカン美術館館長になるパオルッチ教授は述べていた。コンスタンティヌス帝の部屋についてはもうすでに足場が組まれ始めている。

2014.12.08

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２４本目映画００７予告

昨日の新聞ラレプッブリカに次回24本目になる映画００７の主役が決まったとあった。前回と同じダニエル　クレイグとニュウボンドガールにはモニカ　ベッルッチだとか。モニカ　ベッルッチはイタリア中部のウンブリア州ペルージャ県にあるチッタ　デイ　カステッロ出身の女優で今ちょうど５０歳になったばかり。ボンドガールがぴちぴちした若い女性でなく熟年になるのはどうも初めてらしい。それも若いぴちぴちした女性でないわたしにはひどく嬉しいが、もうひとつのグッドニュウスは、来年２月から始まる映画の撮影が、ローマのテヴェレ川沿いやヴァチカンになると言う記事だった。撮影で、ただでさえカオスのローマが更に混乱しないようにと祈りながら、次回の００７を楽しみにしていよう。勿論撮影場所はローマだけではなく、ロンドン、メキシコシテイやオーストリアのアルプスになると書いてあった。００７ファンの方がた、乞うご期待！

2014.12.06

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テルミニ駅周辺を歩く

テルミニ駅からヴィットリオ広場まで久しぶりに歩いた。ヴィットリオ広場は地下鉄のＡ線が走っている。（そういえば、先日地下鉄Ｃ線がオープン、といっても郊外なので旧市街のＣ線オープンまではまだちょっとかかりそう）この辺は現在ローマのチャイナタウンとも別名呼ばれていて、中国人をはじめとして、インド人などがお店をもったり、住んだりしているところ。足を踏み入れると「え！ここはどこ？」みたいな感じ。でも、昔からローマは色んな人が住んでいたのを思い出す。今回は駅近くになるメルカートに足を入れてみた。外国人が経営しているお店が全て、普通の野菜果物からチャイナドレスとか、インドのサリーとか、面白い。ここは野外でないから雨が降っても元気に中を動けるし、冬駅でちょっと時間があるときにいいかもね。（テルミニ駅のなかは地下も上の部分も沢山お店が入っているから困ることはないんだけど）昔からローマの有名なアイスクリーム屋さんはジオリッテイでナボナ広場近くにあるんだけど、現在ローマで一番と言われるアイスクリーム屋さん実はこのヴィットリオ広場近くになっている。名前はファッシ。Fassi:もし近くを通ることがあったらお試しあれ。Palazzo del FreddoVia Principe Eugenio, 63/67, 00185 Roma電話06 446 4740

2014.12.05

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師走を迎えて

イタリアでも早い所はもう１１月からクリスマス・新年のイルミネーションが始まっている。これを見ると毎年ちょっとショックを受けるのは私だけだろうか。いよいよ１２月、一年が終わるなと思うわけ。伝統的には１２月８日のイマコラータの祝日（聖母マリアの無原罪のお宿り）にクリスマスの飾り付けをし、１月６日のエピファニーで外すということになっている。スーパーにも例年のごとくパネットーネやらパンドーロが並べられて、サンタさんの衣装も飾られている。イタリア人はパネットーネ好きか、パンドーロ好きかに分かれ、どっちでもいいと言う人は少ない。ちなみにパネットーネは中に干しぶどうなどが入っているもので、パンドーロは何も入っていない、シンプルなスポンジケーキのようなお菓子になる。通常朝食に食べたり、お菓子替わりに食べたり、１２月３１日の年の暮れと言うか１月１日の年明けにシャンパンと共にいただいたりというもの。我が家は１２月に誕生日を迎える人が３人もいるために誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントを考えるのが大変。今年はイタリア不景気ムードだけれど、いかに散財しないで素敵な気持ちのこもったプレゼントをするかというのが、腕の見せ所。先週末家族で繁華街を歩いたら、結構な人ごみに驚いた。もう買い物の下見に人は出かけているらしい。１２月の週末はお店も日曜日に限らず開いているからきっとかなりの人出になるだろうな。

2014.12.02

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