ロンギを読む
イタリア絵画史著者:ロベルト・ロンギ価格:5,292円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るロベルト ロンギって言ったって普通の人は知らないと思う。彼は20世紀イタリアの美術史家。イタリアでは現代の美術史家がロンギがこういっていた、ああいっていたと彼の見解を引用するのが通という感じがあるくらい、重要な美術史家のひとりとされている人物。それくらいの人物なのに私はまだ彼の作品に手をつけたことがなかった。勉強の仕方に穴があると言われてもしょうがない。ただ、彼のイタリア語を読みながら思ったのは難解でも(イタリア語で読んだのだけど、語彙が古いのかわかり難い時があった)やはり読む甲斐があったということ。ロンギは印象的におそらく当時としてはかなり自由斬新にアートを説明しようとしたのだと思う。特に私の好きなピエロ デッラ フランチェスカについて書かれた本を今回堪能した。今回ピエロ デッラ フランチェスカについては言及しないが、フィレンツエのウフイッツイ美術館にある絵を挙げておこう。ロンギは、ピエロ デッラ フランチェスカの英語版、フランス語版によってヨーロッパにこの画家を広めたと言われている。ピエロ・デッラ・フランチェスカ [ ロベルト・ロンギ ]