ゆりんいたりあ日記
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帰国の際に仕入れた本をちょっとずつ読んでいる。時々、仕事関係やら美術関係やらもイタリア語で読む間を縫ってなので、少しずつ。アントニオ タブッキは日本で一番売れるイタリア作家だという。告白すると、タブッキを日本語で読んだことがなく今回ようやく和田忠彦さんや須賀敦子さんの訳を読み出した。須賀さん訳の逆さまゲームを読み、和田さん訳の夢の中の夢を読み、日本語でよく分からない所をイタリア語で読み直すということをしてみている。イタリア語で分かっていても和訳というのが大変な作業であることは十分に知っている。タブッキの文は詩のようだから余計ではないだろうか。2012年に亡くなったタブッキの追悼特集がユリイカから出ていたのを教えてもらったので、今それを読んでいる。ユリイカって真面目な雑誌でビックリ。読み応えばっちりという感じ。出版社は先日読んだ若桑みどり女史の薔薇のイコロジーを出していた青土社だった。ユリイカのこの特集には未訳のタブッキの文章やら、批評などが入っていて、また花本知子さんのタブッキ全書解説もついていて、貴重なもの。タブッキファンには欠かせない。ユリイカ(第44巻第6号)価格:1,337円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る
2015.09.30
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昔ポルタポルテーゼの蚤の市は結構面白かった。近くに住んでいたせいもあり、要る物があると蚤の市で大体見つかったものだった。もう随分行っていないけれど、ポルタポルテーゼの蚤の市は、今でも実在する。ご近所に住む知人が「でも、古着ばっかり売ってて」という。ポルタポルテーゼの蚤の市は毎週日曜日午前中ヴィアーレ トラステヴェレのテヴェレ川沿い。今回はやはりご一緒だった方のご希望で、フラミニオにある蚤の市に出かけた。地下鉄A線のフラミニオから歩いてもいい。場所はイタリア海軍の建物の前。ここは入場料がかかる。ひとり1,60ユーロ。やはり古着が多い。時々アンテイークもののアクセサリーとか、時計なども売っている。やはり毎週日曜日で時間は10時から19時。蚤の市を見てみたいという方は良かったら。
2015.09.29
イタリアに来てからあまり甘いものを食べなくなった。不思議~と考えていたが、おそらくヨーロッパの甘い物は非常に甘いのでちょっとうんざりということがあるのかも知れないと思う。ご一緒だった方のお付き合いで、ローマでテイラミスで超有名なお店、POMPIに行って来た。ローマにはいくつかショップがあり、そこでゲットできるのだけれど、バールになっているのは、地下鉄A線のRE DI ROMA駅で降りてすぐの場所。店内はわりに広くバールのカウンターで立って食べるよりはやはり椅子に座って食べるのがグッドだろう。*ご存知のように座ると多少料金が高くなる*テイラミスはいくつか種類がある。クラシック、バナナ味、イチゴ味、ピスタッキオ味、コーヒー味になる。が、おそらく一番人気があるのはクラシック。ローマで是非テイラミスをと思っている方はショップがスペイン階段付近とヴァチカン近くにもあるので、良かったらどうぞ。バール Via Albalonga 7b/9/11 tel. 06-7000418ショップ Via della Croce 82 tel.06-69941752 Via Cola di Rienzo 313
2015.09.28
写真を撮らないでくださいと各国の言語で係員が言っているにも関わらず、心無い観光客が携帯で写真を撮る。フレスコ画にフラッシュはものすごいダメージを与えるという。システイーナ礼拝堂くらいに長い間修復がされた大事な場所ではフラッシュなしならとは言えない。先日も私の前にいた観光客が写真を撮っていたのでダメなのよ、と言うとみんな撮っているじゃないかと言う。そういうことじゃないんだよ!と言いたい。写真もヴィデオも駄目ですからね!
2015.09.25
立秋になって、本当に秋らしい気温になってきた。最低気温が14度、最高気温が25度くらい。昨日午後は雨になり、気温がまた下がったよう。毎年のことだけれど、秋は突然到来する気がする。さっそく海用品を仕舞いはじめている。秋の気温になってきて、オイシく食べられるようになったのが、ミネストローネ、野菜スープ。ちょうど娘が歯の矯正を入れて、最初の一週目は歯に物が挟まるのがコワく、流動食だった。どうなるのかしらと心配していたら、日本のおうどんを食べさせたときから状況が良くなり、スパゲッテイも小さ目に切って食べられるようになった。ミネストローネは市場に行くともう野菜を切ったものを売っていて、怠け者や時間のない人にはそれが便利だけれど、我儘な人が多い我が家では玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、セロリ、ズッキーニなどを細かく切ってコトコト煮る。そこに最後小さなパスタを入れていただくのが本当に美味しい季節になった。
2015.09.24
先週はようやく新学期が始まった~と思いきやイタリアの学校の多くがまだ短縮授業で午前中6時間の代わりに3時間とかそんな感じ。そこでローマの交通ラッシュがとたんに悪化。というのも、小中学校では親の送り迎えが推奨されていて、車好きのイタリア人はすぐに車を使いたがる人が多いため。また、今年12月8日から始まる憐憫の聖年に備えて9月上旬からローマの色んな所で道路などの整備が始まり、一部交通がブロックされている所が増えたということもある。大体、聖年というのは25年ごとにあるものなのだけれど、この特別の聖年がいきなり設けられて、とても整備が間に合わないのではと言う感が強い。新聞ではイタリア人の多くがこの時期ヴァカンス後の症候群というのにやられるらしい。日常に戻ってがっかりとかそんな感じらしい。夏の終わり、秋の始めは季節の変わり目になるから健康にも要注意。親も新学期と頑張ろう。
2015.09.22
フェンデイがスポンサーになっての泉の修復工事がほぼ終わり、現在は岩礁下の部分と水槽内の修復が行われている。もちろん、お水はまだ入っていないが、彫刻の部分はきれいになっている。速報では11月3日に修復工事が終わったというセレモニーがあり、お水が入ることになるらしい。良かった!
2015.09.19
ヴェッキオ宮殿内のもと武器室で現在放映されているマグニフィチェント。イタリア語で素晴らしいと言った意味合いがある。中世の素敵なお部屋の中で放映されているのはフィレンツエのショートストーリーと言っていいかもしれない。興味深々で見てみたら、結構綺麗で面白かった。ルネッサンス時代の画家たちの絵を使って作られたヴィジュアルアートとでも言ったらいいものか。ヴィデオは毎時イタリア語かそのあと英語のものがある。チケットはヴェッキオ宮殿のチケット売り場で。今年の10月31日まで。
2015.09.17
フィレンツエの街の展望台がある所で、旧市街から歩いても行けるのだけれど、上りがちょっとキツイ。フィレンツエの駅サンタマリアノヴェッラからは市バス12番か13番で行けるので覚えておくと便利。市バスチケットはバス内でも2ユーロでゲット出来るが、予め駅の構内にあるタバコや*イタリアではタバッキ*で買っておくと1,2ユーロなのでちょっと節約できる。ちょうど駅にいた12番に乗り、アルノ川の左岸をぐるっと回って緑多いフィレンツエの丘を登り広場へ。バスで駅から大体35分くらい。広場で展望を見てから広場近くの遊歩道を降りていくと、左岸の裏道に着く。(こういう裏道って何だか楽しい)ポンテヴェッキオを正面に見ながらポンテデッレグラツイエを渡ってサンタクローチェ教会付近に到着。広場から教会付近まで徒歩20分くらい。展望は絶対にお勧め。
2015.09.14
ヴェッキオ宮殿はみんなが行くウッフィッツイ美術館お隣りにある中世に作られた建物だが、ルネッサンス時代にメデイチ家により改造されている。内部はミケランジェロとレオナルドダヴィンチが描いたと言われる幻のフレスコ画があるはずの500人広間が有名。今はヴァザーリの巨大なフレスコ画が残っている。メデイチ家の旧宅として使われていた時代もあるので、彼らの使っていた部屋部屋を見ることが出来る。その中で興味深いのが、メデイチ家のフランチェスコ1世の書斎と言われる不思議な部屋。書斎というよりは実際には錬金術所として使われていたというのだが、500人広間から今は入って行く。(昔は直接彼の寝室から入ったようだ)窓のない奥行きのある部屋にはぎっしり絵が描かれている。錬金術に関する絵だが、下の段はすべて棚としても使われていたので、開けられるようになっている。そして、窓がないと思っていた部屋にも実は隠された窓があるので、探してみて。(ヒントは2段目の絵)今回は近年公開されるようになった地下部分の遺跡、古代ローマ時代の劇場跡を見ることが出来た。また、百合の間から250段の階段を上がって、宮殿の95メートルある塔に登ってみた。さすが、風が強いが、眺めがいい。ちょうど向かいにあのドウオモが見えてフィエゾレあたりが見える。フィレンツエ旧市街では昔ドウオモにもまたジオットの鐘楼にも上ったけれど、みなそれぞれ眺めが違う。この塔には6歳以下、心臓に障害がある方は登れないので注意。
2015.09.12
メディチ家12の至宝をめぐる旅著者:宮下孝晴価格:1,007円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るフィレンツェ美術散歩著者:宮下孝晴価格:1,620円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るこの著者は現在金沢大学の社会人類学教授をしているということだが、しばらくフィレンツエに留学していた方で、フィレンツエに詳しい。美術に関しては分かりやすい解説をつけているので、この2冊は特にお奨め。下のトンボの本はファンも多いと思うけれど、写真が綺麗でグッド。
2015.09.11
人気のイタロが50%オフだったのを利用してまたフィレンツエに行って来た。ちょうど若桑みどりさんの「マニエリスム論」を読んで再び行きたい所を思い出したこともある。フイレンツエは昔少し住んでいたこともあるしいつ行っても行くところに困らない。イタロは最近テルミニ駅に乗り入れしたので便利になった。先日のアムス・パリ間の電車事件からチェックが厳しくなり、ホームには切符を持っていないと入れない。イタロはホームにもちゃんと車両番号が出るのが*イタリアの国鉄も結構改善されたようだが*グッド。今回は娘が使いたがっていたチネマ車両*11号車*を行きに使ってみた。結果は全然だめ。シネマの音声と画面がマッチしていないのでせっかく携帯してきたイヤホンも無駄と言う感じ。また今回も社内のWi-Fiが*私の場合には*使えず仕舞い。イタロの車両は1等車のクラブ、プリマと2等車のスマートがあるが、スマートでもちょっとだけお金をプラスするだけでかなりいいシートのスマートXLという車両が使える。帰りはこれにしてみて正解。車内がきれいだし、シートもゆったり。イタロにまた乗ろう~。
2015.09.10
北アフリカや中東からの難民受け入れについて毎日ニュウスが入って来る。ハンガリーからドイツに向けての難民のためのバスや電車が出ているという。ドイツは80万人の受け入れを発表した。但し、ハンガリーは期限付きで受け入れをし、その後はまたシャットアウトにするという。昨日ヴァチカンのサンピエトロ広場では恒例の法王のお話があったが、その中で、ひとつひとつの教会が一ファミリーを受け入れることを奨めていた。ヴァチカンもさっそく2ファミリーを受け入れると言う。さすがフランシスコ1世と感心した。が、難民受け入れについてはヨーロッパ単位で考えて行く必要があると思う。
2015.09.07
ヨーロッパは今アフリカや中東からの難民問題で揺れている。イタリアのように海を渡って毎日やってくる難民をどうにかして受け入れている国もあれば、イギリスのようにシャットアウトしている国もある。ドイツは先日公式に受け入れを発表した。そんな中で昨日夕刻ほほえましいニュウスが入って来た。ローマ法王フランシスコ1世が眼鏡を買いにローマの街中、ポポロ広場近くのメガネ屋さんに出かけたらしい。バブイーノ通りには法王庁ご用達の眼鏡屋さんがあり、前法王さまたちのメガネを作っていたという。通常であれば、眼鏡屋さんがヴァチカンに出向く所だろう。今回は遠視と老眼の法王様のメガネのレンズ交換だったという。メガネをお替えになってはという話に耳もかさず、節約のためにレンズだけと、またお金はちゃんと払いますのでという法王だった。車でいきなり眼鏡屋さんに現れた法王を取り囲む人でお店の周りは一杯になったらしい。今年の12月8日から来年まで憐憫の聖年になるため、かなりの巡礼者が予想されているが、お店には今日から法王様ご用達の札がかかり、巡礼者が訪れることになるかも知れない。
2015.09.04
長~い長い3か月の夏休みもようやく終わりに近くなり、息子はいよいよ宿題やら新学期のための勉強にとりかかると言う。昨年からローマのあるラツイオ州では新学期は9月15日からと決まったのだが、(それまでは毎年変わっていた)今年15日はちょうど火曜日になっているので14日から始まる学校も多いと新聞にあった。娘の学校のサイトをチェックするとやはり14日開始とあった。いよいよだねと重要科目の復習を促している。最近は算数の練習問題をネットで出来たりするらしく、このところ遊んでいるのか勉強しているのか良く分からないけれど、ネットで練習問題を解いているよう。イタリアでは中学校から学校で使う本は全て個人持ち。学期が終わると新学期に使う本のリストが発表され、各自で本を準備する。娘の注文した15冊の本のほとんどが到着済みだがあと足りない3冊はまた聞いてみないといけない。夏休みが終わると何だかちょっとホッとするのは私だけではないと思うのだが。
2015.09.01