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ゆりんいたりあ日記

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2016年10月の記事

全13件 (13件中 1-13件目)

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また地震～！！

地下のマグマが目覚めてしまったのか、8月末のアマトリーチェを中心とした地方で起きた地震のあともずっと余震は続いていたらしい。先週はアマトリーチェから北方になるやはり山岳部で地震があり、今回もノルチャからその北を中心にマグニチュード６，５の地震があった。今回は震源は地下10キロになる所だったらしいが前回のものに比べてまだ大きなものであったためにイタリアのかなりの地域で地震を感じた。我が家はローマから40キロの北部海沿いにあり、地震があまりない所になる。今回は朝7時41分にコーヒーを沸かしながら窓のカーテンが微妙に揺れていたので、これは地震だな！と思った。我が家はそれだけで終わったのだが、ローマの知人の家では物が落ちてくるということがあったらしい。ローマと言っても広いので、地域によっては地震が感じやすい場所がある、例えば今回地震の危険度が少し高い地域とされているのが、新市街のＥＵＲ，テイブルテイーナ地区だが、ひどく大きな地震にならない限りは震源に離れているのでそう問題はないだろう。現在地震による被害が首都では点検されている途中。一方地震の震災があって家をなくしたり、危険が高いために家から非難している人たちは特にマルケ州の海岸沿いのホテルやロッジなどに移されているようだ。だが、ノルチャの人たちもアマトリーチェの人たちが感じていたように自分たちの土地を離れたくないのでテントを建ててくれと主張し、国や市の方針（寒い所なのでテントはムツカシイし、そこにいるのは危ないという）とぶつかっているようだ。一刻も早く地震が治まるように祈りたい。

2016.10.31

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映画「cafe society」を観る

昨日からイタリアの学校は4連休。11月1日は諸聖人の祝日で月曜日10月31日を今回お休みにしてしまったわけだった。家族で久しぶりに街中で映画を観ようと買い物ついでに午後映画館に入った。場所はクアットロ　フォンターネ（4つの噴水）が4ツ角にある昔法皇シクストス5世が作らせたストラーダ　フェリチェという名前の通りだったところ（今はクアットロ　フォンターネ通りになっている）にある小さな映画館。深刻な映画は観たくなかったので、評判はイマイチだったようだが、ウッデイ　アレンの映画を選ぶ。これは1930年代が背景になっていて、NYに住むユダヤ人家族の話だが、コメデイになっているのでアレンならではのテンポで怖い話も（マフィア関係の話）笑いとばせてしまう。主人公がハリウッドで仕事をしているおじさんの所で知り合った若い女性に恋をし、実はその女性がおじさんの愛人だったわけだが、究極的におじさんは25年も一緒に暮らした奥さんと別れ、彼女と一緒になることを決意したために、主人公は失恋の痛みを抱えて家族のいるNYに戻り、マフィアに足をつっこんでいる兄が経営するCAFE　SOCIETYの手伝いをすることになる。NYではハリウッドで知り合った夫婦に紹介された綺麗な女性と知り合い、結婚、１児をもうける。ある日、ハリウッドからおじさん夫婦がナイトクラブを訪ねてくる。お互いに変わってしまった人生を考えてしまうのだが、昔の恋心は消えていないことに気が付く。ハリウッドから来たおじさんの妻（つまり元彼女）には会うとまた会いたいという気持ちになってしまうのでもう会わない方がいいと思うのと言われる。お互い愛する人が傍にいる訳だが、遠くにいる昔の恋人を思ってしまうというのは何となく分かるような感じがした午後だった。

2016.10.30

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かぼちゃをいただく！

いよいよハロウイーンが近くなってきたのでまあイタリアのお祭りではないけれどと思いながらハローウインの飾り付けを少しする。たまたま買い物に出かけたスーパーでヨガの先生ご夫婦にばったり会う。先生ご家族はほとんどヴェガーナなのだが、つまり菜食主義で卵も食べないらしい、先生は最近ほっぺの赤い斑点が消えないと検査をしている所だという話を聞いた。シーズンでかぼちゃが目に付く。こちらの西洋かぼちゃは馬鹿でかいので切って売っていることが多いが、今回は小さなかぼちゃや長いかぼちゃも見かけた。先生曰く、この小さなかぼちゃは最近出回り始めたもので、通常のに比べるとぱさぱさしなくて甘く、非常にオイシイとお奨め。オーブンでポテトと焼くといいわよと言われたのでさっそくトライ。日本のかぼちゃに非常に似ているが、名前はナポリのかぼちゃになっていた。あまりオイシイと私が言うので通常食べない子供たちもかぼちゃを食べることになり、結構いけるという話だった。ヨガの生徒さんたちの話ではかぼちゃと玉ねぎ、ポテトを入れての濃い目の野菜スープもいけるわよということだったが、最後に赤唐辛子をある生徒さんは入れるのだという。個人的にはかぼちゃのリゾットが好きだけど、スープも体に良さそうと思う日。

2016.10.28

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カラヴァッジョ展云々

昨日はご一緒だった方とローマのバルベリーニ美術館にいた。ここはもともと1600年代初めにウルバヌス8世という法王が作らせた彼の屋敷で、現在は国が買い取って屋敷と美術品の一部が公開されている。昨日は個人客よりは学生（高校から大学生）のグループがいくつか入っていた。ルネッサンスとその前後の絵のコレクションが多く、そう大きすぎないので個人的には結構好きな美術館のひとつ。有名なものはラッファエッロのフォルナリーナ（パン屋の娘）で、彼の愛人であったマルゲリータではないかと言われている若い女性の肖像画。それから3枚あるカラヴァッジョの絵。特にユーデイットとホロフエルネスの絵はいつみても迫力があって素晴らしい。若く美しいユーデイットは敵の将軍であったホロフェルネスと一晩をともにし、彼を朝方殺すわけだ。もともとカラヴァッジョが描いたユーデイットは胸をあらわにしていたと言われる。現在はうまく隠されている。この絵と同じテーマでカラヴァッジョが描いたものではないかという絵がフランスの田舎で何年か前に発見された。カラヴァッジョ研究家であるミーナ　グレゴーリ女史は違うという意見であるらしいが、その絵と一緒にミラノのブレラ美術館で、カラヴァッジョとその周辺展が11月10日から来年2月7日まで開催される。ブレラ美術館はカラヴァッジョのエマヌスの夕食を持っているが、そのほかにも彼の作品とカラヴァッジョ派が集められて7室での展覧会になるらしい。ミラノにいらっしゃる方で、カラヴァッジョがお好きな方にはお奨め。

2016.10.26

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テレヴィドラマ「the young pope」を観る

昨日夜からいよいよ待望のテレヴィドラマ「the young pope」が始まった。これは外国映画部門でオスカーを受賞した（映画はグラン　ビューテイだったが）映画監督パオロ　ソレンテイーノ氏がアメリカ合衆国、イタリアフランス、英国、スペインの協力で作成したテレヴィドラマになる。話はレニー　ベラルドというイタロアメリカ人がピウス13世の名前で法皇になり、彼は幼い頃に両親が子供を育てられないということで孤児院で育ったために、彼の傍には孤児院でお世話になったシスター、マリーがいつもいるということになる。法皇はジュード　ロウ、シスターマリーはダイアン　キートンでそれだけでも楽しいのだが、何と言っても撮影ができないためにレプリカが作られて撮影がされたシステイーナ礼拝堂やサンピエトロ寺院、広場が私は何と言っても楽しみ。全部で10回に分けて放映されるという話だったが、昨日夜は2回分を一気に見て、驚いたのは法皇がひどく人間的なしかも複雑な性格であるということだった。ヴァチカンの庭園ももちろん撮影ができないので、大部分は確かローマ郊外にあるヴィッラ　パンフィリで撮影がされた記憶がある。お話自体はちょっとびっくりというストーリになるような気がするけれどこれからどのように話が展開するか、どういった演出がされるか、あまり期待しないで見てみようかなと思っているところ。

2016.10.22

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ダン　ブラウンの「インフェルノ」を再読！

先日10月13日にローマのパルコ　デッラ　ムジカ（音楽公園）で恒例のローマ映画フェスティバルが始まった。今年は23日までとちょっと長い。ゲストの花形は来伊しているトムハンクスにメリルストリープらしい。トムハンクスはこの「インフエルノ」（地獄）の映画公開で来ている訳だが、公開記念ではフィレンツエでお祭りがあったとニュウスで見た。このインフェルノで舞台になっているのが、フィレンツエとイスタンブールトヴェネツイアなのだが、特にフィレンツエはこの作品の背景になるダンテの家や本の中でも出てくる彼のデスマスクがあるヴェッキオ宮殿を訪れる観光客がとっても増えていると新聞にはあった。ヴェッキオ宮殿はそのほかに幻の壁画（レオナルドダヴィンチとミケランジェロの）があるはずの500人広間があることでも有名だが、この本にもそのことが出てくる。ヴェッキオ宮殿はこの作品をテーマとするインフェルノコースという見学コースが出来たという。私は昨年ちょっと久しぶりにフィレンツエに2回行ったが、何度行ってもとても懐かしく昔フィレンツエに住んでいた頃を思い出す。ヴェッキオ宮殿は昔に比べて確かに観光客が増えたと思う。（昔はチケット売り場でこんなに並ばなかった）だが、見学できる場所が増えたし、何と言っても作品にも出てくる塔からの眺めは最高なので、お時間のある方にはお奨めしたい。本の方は、改めて美術的な観点から再読しているが、ボッテイチェッリの描いたというインフェルノの絵の方は彼の腕になるという話は実はなく、恐らく彼に近いお弟子さんが描いたのではないかと言われている。インフェルノ　ヴィジュアル愛蔵版 [ ダン・ブラウン ]価格：5184円（税込、送料無料) (2016/10/18時点)

2016.10.18

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友人Kさんに電話する

今年の10月は雨が多い。雨が降らないと太陽の暖かさで素晴らしい秋晴れになるのだが、こう雨が多いと気が滅入るのは確か。秋になって子供たちの長い夏休みが終わると、ようやく自分の友人に会ったり話したりする時間を作ることが出来る。元気な私でこう気が滅入るとパーキンソンをお持ちのKさんはどうしていらっしゃるのかとちょっと気になった。しかも、Kさんは私の家から内陸部に入って行った森の中に住んでいらっしゃる。沿岸で雨が多いと内陸部はもっとだと思う。Kさんには7月にお会いした記憶があるけれど、意外にもとてもお元気そうで安心した。聞くと8月のお盆の時期にパーキンソンの手術の後で入れているペースメーカーの機械の調節を1週間入院してなさったとか。それまで自分の体のことであまりにも大変で人の話もよく耳に入らなかったけれど今は本当にちゃんと聞けるようになってとおっしゃるKさんだった。今朝は秋になってから元気が出たのか、まだ咲いている朝顔を観ながら何だか花からもエネルギーをもらったような気がしている。

2016.10.16

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歯医者に行く

いい歯医者を見つけるのは至難の業。ずっと良いお医者さんを見つけたいなと思っていた。お医者さんっていうのは、個人的なフィーリングもあるから或る人には良くてもわたしには合わないということもあるのかもしれない。今回は思い切ってちょっと遠いのだけれども友人が使っている歯医者さんに行ってみることにした。この歯医者さんは友人のご主人のおさななじみになるというのだが、腕もいいという。また、最近結婚することにした彼の奥さんは歯の清掃をしてくれるまた腕のいい人だという。歯医者さんはローマ郊外にある静かな高級住宅地にあった。最近改装したばかりの歯医者さん内部はピカピカだった。まず今回は歯の清掃から。歯は大事にしているけれども最近1年に一度は点検と清掃をしてもらうことにしている。出身のヴェローナをまだ行ったり来たりしているという奥さんに今回清掃してもらったが、何と1時間半もかかり、こんなに丁寧な清掃は始めてと感心した。（歯がひどく汚れているわけではないのですよ、彼女が丁寧なんです）口内は手入れが行き届いていて、オッケイと言われたが、改めて歯ブラシの使い方を教わる。（先生によって変わるよね、これも）そのあと、歯の点検で特に奥歯を中心にレントゲンを何枚も撮ってもらう。心配していた奥歯はオッケイで、時々痛いような感じがあるのは彼女に依れば夜中歯をかみ合わせすぎの傾向があるためだという。びっくり。小さな虫歯は犬歯の後ろにふたつ見つかったのでそれはゆっくり治療してもらうことになっている。

2016.10.12

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映画「００７スペクター」を観る

007 スペクター　2枚組ブルーレイ＆DVD【初回生産限定】【Blu-ray】 [ ダニエル・クレイグ ]価格：3878円（税込、送料無料) (2016/10/11時点)1年がかりでようやく観たこの映画。昨年ローマで撮影されていたのが、2月から3月にかけて。映画がローマで公開されたのが昨年の11月だった。すぐに家族は観に行ったのだけれども、仕事の都合で一緒に行けなかった私はだらだらと待っていたのだった。感想は前のスカイフォールには負けるかなという感じ。だけれども、さすがに知っている街が出ると嬉しい。といってもテンポが非常に速いので、例えばコロッセオの見えるサングレゴリオ通りとか、サンピエトロ寺院の見えるコンチリアツイオーネ通りとかはパッと分かっても、詳細を知らないとどこで撮影されたのかは分からないと思う。知っている限りではヴェラーノの墓場とＥＵＲ（確か）にアッピア　アンテイカ街道のお屋敷、ミケランジェロ設計のピウス門が見えるノメンターナ通り、それから私の友人が住むバンキ　ヴェッキ通りなどで撮影があったようだった。ハイライトは、何と言ってもテヴェレ川沿いの通りから川岸にオーステインマーチンで降り、防波堤を斜めになりながらざーっと走って川に落ちる場面。どこで落ちたのかというと、あのシステイーナ礼拝堂を作らせたシクストス4世が作らせたシスト橋の下だった。さすがに演出家は考えてるね～！！ローマのあと舞台はオーストリアの山（これも素敵）とタンジェリ、ロンドンとなる。ボンド役のダニエル　グレイグはご存知のとおりだけど、ローマで相手役を務めるモニカ　ベッルッチはいつ見ても綺麗で風格があって文句なし。

2016.10.11

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10月のお天気模様

今年は日本も台風が多いようだし、ハリケーン　マテイウはひどい被害を出しているようだ。やっぱり地球温暖化でどこもおかしなことが続いているのかなと思う。10月に入ってからローマは雨が良く降り、気温も随分下がって来た。寒がりの私はさっそく衣替えにとりかかったが、いきなり腰を痛めてしまったので重いものはこれから息子にお願いしなければと思う今日。最高気温は20度前後、最低気温はぐっと下がって10度くらいのようなので、脱ぎ着出来る感じの工夫が要ると思う。10月後半のお天気どうなんだろう。

2016.10.09

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カラヴァッジョの壁画を観る！

前回お話したようにフレスコ画が苦手だったカラヴァッジョ。お屋敷は高級ホテルが並ぶヴェネト通りを登ってポルタピンチアーナという城壁に作られた門にも近いかなりいい場所にある。もともと古くは古代ローマ共和国時代コンソルにもなったルキニウスルクッルスの広大な庭園内にあったブドウ園があった場所になるらしい。そこにずっと後、カラヴァッジョが生きていた時代、彼をとても可愛がったというか保護した枢機卿デルモンテが狩りのための庭園と小さなお屋敷を作り、その中に枢機卿が研究していたアルキミア錬金術のための工房のようなもの、正確にはイタリア語ではデイステイッレリアというのだが、それは蒸留所と訳される、を作り、そこにカラヴァッジョが錬金術にもつながる4大元素の絵を描いたわけ。（3大元素とも言われるが）当時世界は4大元素から成ると言われていた。つまり、火、水、土、空気、それをつかさどる神様たちが描かれているのだが、順番に、鷲にまたがったゼウス、海馬を連れるネプチューン、３つの頭をもつケルベロスを連れた冥界の神プルトン、ゼウスが手で支える球体の宇宙が4大元素をそれぞれ意味すると言われる。（球体の宇宙を空気としない説もあるようだが）球体の中には天文学にもたけていたデルモンテ枢機卿のために星座が4つ描かれている。魚座、牡羊座、おうし座、ふたご座の４つ。またふたつの明るい球体（月と太陽か）が描かれている。壁画は1990年に修復されて綺麗になっているが、それ以前は壁画の状態はひどいものであったという。非常に興味深い壁画だが、描かれている神様たちに注目。実は神様たちのモデルはひとつ。（似ているでしょう）カラヴァッジョ自身が鏡を使って（例によって）自分自身をここに描いているという。ちょっと恥ずかしい部分は1800年代には布がかぶされて隠されていたという話。またケルベロスはカラヴァッジョが連れていたコルナッキアという名前の（カラスを意味する）犬がモデルになるらしい。面白いと思うのは、神様たちを私たちが下から見上げるような感じに描かれていること。これに似たのはマントバのパラッツオ　デル　テ内にある月と太陽の間にも描かれていたから、カラヴァッジョはそれを参考にしたとも考えられる。ちなみにマントヴァのものはラッファエッロの一番弟子だったジュリオロマーノの作品。壁画はキャンバスと違って持ち運びが不可能だから、この場所はカラヴァッジョファンは是非見たらいいのではと思うが、見学は予約のみだけ。もちろん有料。（お屋敷に実はボンコンパーニ家のプリンチペとプリンチペッサが今も住んでいるのだった）是非見たい！という方は個人的に私の方までご連絡を。

2016.10.06

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カラヴァッジョの壁画！

フレスコ画は苦手だったカラヴァッジョ。何故なら彼はデッサンをしないで直接キャンバスに描いて行き、そこで何度も描きなおしができる方法を使っていたから、下絵を描きなおすことが出来ないフレスコ画は描かなかったと言われる。ジェノヴァのある貴族の屋敷のフレスコ画を描いてくれたらものすごい金額をもらえるという話もあったらしいが、彼は断ったという話もあるくらい。だからローマのサンルイージデイフランチェージ教会の聖マタイのお話も本来であればフレスコ画になる予定だったものが、彼の都合でキャンバス画がコンタレッリ礼拝堂にかけられている。彼が唯一残した壁画がローマに残っている。例によってフレスコ画が苦手だった彼は何と油絵で壁画を描いた。タイトルは４大元素。場所はヴェネト通り近くにあるヴィッラ　ボンコンパーニ　ルドヴィジ。現在もボンコンパーニ家が管理しているものなので、特別予約で見学が可能な所。近日下見をさせてもらえることになっているのでこのお話の続きはまたこちらのブログで。

2016.10.04

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来年のカレンダーをゲットする

いやいや今年もあと3ヶ月になってしまった～！！クリスマスのことや新年のことは考えたくないにしても来年のカレンダーをゲットすることにした。というのは、ローマのあるラツイオ州の学校カレンダーがもう既に公表されているので冬休みとか春休みとかをチェックしたいなと思ったわけ。娘の来年の眼科検診もしっかり予約が入っているし。ということで、先日息子と寄ったＥＡＴＡＬＹのオステイエンセ店にあるブックショップを覗いてみた。ここは彼曰く本屋さんではないのだけれども、カレンダーもまあまあ充実しているのだった。例によって手帳はモレスキン。スヌーピー柄を来年用に選ぶ。今年のは星の王子様だったけれど、毎年シールがおまけについていて楽しい。（子供だね～！いつまでも。）最近はスマートフォンのカレンダーをかなり重宝に使っているのだが、やはり手帳は何となく便利と思う。予定だとか、色んなメモを書いているから。カレンダーは家の台所にかける私の予定や家族の予定をいれるもので、今年は植物画の素敵なものを使っていた。来年のはモネの絵がカレンダーになっているものを息子と選んだ。これで来年の準備が少しずつ出来つつあるかなという感じ？

2016.10.03

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