レトロなトリノを歩く(3)
今回の目的のひとつだった、トリノのエジプト博物館。城広場一角にあるインフォに到着日の午後寄ると、18時半に閉まるからもう今日は遅いけどと言われた。時間は16時過ぎだった。インフォ(観光局)に依ると見学には大体2時間半はかかるからというわけだったが、急ぎめで見ることにして見学決行。地下のチケット売り場でチケットをゲットして見学開始。イタリア一大きなエジプト博物館だけあって、かなり見ごたえがある。が、ローマにもいくつかエジプト文化を扱った博物館があるし、(ヴァチカン美術館内や国立考古学博物館のひとつ、アルテンプス館など)昨年はロンドンの大英博物館でもかなり見ているので、娘はそう珍しいというものではないわね~と生意気に言っていた。但し、バカにしてはいけない。トリノに出向くことがあったら是非寄るといい場所の一つではあると思う。例えば、ファラオの棺は、何重にもなっていたことがこのスペースがある博物館では実際に分かるようになっている。今回すご~く娘に受けた場所は、モーレ アントネッリアーナ。トリノで一番高い建物で、(尖塔までは167mくらい)もともと、1800年代半ばにアレッサンドロ アントネッリという建築家がシナゴーグとして建て始めたもの。トリノのシンボル、モーレ アントネッリアーナ現在は国立の映画博物館が入っていて、塔の135mくらいの高さまでエレベーターで昇ることが出来る。塔には、サンピエトロ寺院のクーポラのようにエレベーターと言っても階段はなく、すっと登っていくことができて、周りの風景を見られるので、*また昇りながら博物館内をさっと見ることが出来て、楽しい*お奨め。パノラマを楽しむ娘は、エレベーターのあと、見学した博物館がとっても楽しかったようだった。博物館は、紙芝居のようなものから始まる映画の歴史から映画セットの復元、マリリンモンロウの靴や下着まで展示されていて、大きなリクライニングシートで昔の映画のスポットを見ることが出来るようになっている。スターたちの写真が集められている一角昔、夏の音楽祭で有名なバイロイトに仕事で滞在していた折にバイロイトのオペラ座の近くにオペラ博物館があって、紙芝居ではないけれど、オペラの舞台装置のミニチュアなどが展示されていたのを、今回映画博物館を見て思い出した。あそこも素敵だったなあ~。