大寒波到来
シベリアからの大寒波が来るというのは先週から聞いていたのだけれど、今回は予報が本当に当たってびっくりした。お天気の良かった日曜日の夜からローマは雨が降り、気温が零下になったため、それが雪に変わった。街の中でも降雪具合は変わるのだが、15センチは積もっただろうか。ということで、月曜日は降雪のために大変な騒ぎ。地下鉄は大丈夫だったけれど、電車バスがほとんどなく、タクシーも極端に少ないという状態。特にイタリアが誇る高速電車もキャンセルや遅延がひどく、どうなるかという感じだった。危ないということでコロッセオやサンピエトロ寺院、またヴァチカン美術館もお休みになった。学校はもちろんお休み。ローマではチルコマッシモでスキーやそりで遊ぶ子供たちの姿があった。サンピエトロ寺院と広場コロッセオ近くの展望台から火曜日は、降雪はなかったが、気温が更に下がり、昨年の1月のように噴水の水が凍った。電車はまだキャンセルが半分くらいあるものの、月曜日に比べるとかなりマシになった。バス地下鉄はほとんど普通どおりのようだった。ヴァチカンも通常営業、コロッセオは正午から開館。遺跡は凍って危ないためにお休みだったようだ。学校はまだお休み。気温が最高に下がった水曜日。我が家の水道メーターが寒さで壊れるという事件が起きた。こんなことはイタリアに住んでから初めてのことだった。今回のこんなにすごい降雪はローマでは実は35年ぶりになるらしい。確かに雪がこんなに積もってしかもまだ残っているという景色を見たことはない気がする。ローマの街中も、日蔭はまだかなり雪が残っていて、しかも寒さで凍っているので、歩くときに十分注意が必要。交通機関は徐々に通常の状態に戻る予定。木曜日あたりから雨が降るという予報なので、そうすると恐らく雪も溶けてしまうだろう。雨とともにまた気温も上がり、通常の気温に戻っていくらしい。現在大寒波は南イタリアに移り、昨日ナポリで降雪があったという話。ナポリでもこんな降雪は60年ぶりになるとか。また、北イタリアではまだ降雪があるという予報なので、こちらにいらっしゃる方は予報を要チェック。