トライアヌス帝展覧会
お天気は相変わらずぐずぐず。予報では今週いっぱい山間部では雪が降ったりという感じで先週の暖かさが嘘のように気温もぐっと下がり気味。先週はサッカー少年たちと一緒に過ごし、元気をもらった。サンピエトロ寺院見学の列に並びながら、前にいたスペインの若者たちとすぐ仲良くなる彼ら。彼らはスペインのガリシアから来ていた16歳17歳たち。若いっていいな~!!昨日は古代ローマファンの方とヴェネツイア広場からトライアヌ帝の市場を見学する。ここはあまり知られていないけれど、ほとんど毎日開いていて、博物館がお休みになる月曜日もやっているからお奨めスポットのひとつ。(クリスマス、元日、メイデイだけお休み)ローマ帝国の領土が一番大きかった時代、トライアヌス帝がクイリナーレの丘を崩させて、その崖を隠すために実は作られたとも言われる彼の大きな市場跡。市場の上のテラスからはヴェネツイア広場の素晴らしい展望が見えるし、美しい半円形エセドラがよく分かる。この中で、現在6月19日までトライアヌス帝展をしている。彼が作らせた様々な建造物の復元を3Dでヴィデオでまた模型で見ることが出来たりする。有名なトライアヌス橋は、ドナウ川下流の最初の橋で、彼が作らせたもの。この市場も含めて橋も、トライアヌス帝の有名な建築家だった、ダマスカスのアポロドロスが設計したもの。1000年以上もの間、世界で一番の長さを誇る橋だったらしい。その模型とヴィデオが特に素晴らしかった。そのほかに、市場の中には、市場に世界中から(主に地中海沿岸だけれど)運ばれていた、様々な形のアンフォラが並んでいるし、(形によってどこからというのが大体分かるんだな)市場の上階には、近くにあった、ジュリアス シーザーのフォロやアウグストス帝のフォロからの装飾の一部が飾られている。テラスからエセドラを見る古代ローマ時代からの敷石が残る飲み屋街だった?通り市場内部の廊下トライアヌス帝市場Mercato di TraianoVia Quattro Novembre, 94開館時間毎日9時半から19時半チケット 展覧会期間は15ユーロ