エルミタージュ美術館からのミケランジェロ作の彫刻
寒いけれどよく晴れた日。ローマは最低気温マイナス2度とか。私たちが住む田舎も、車のフロントガラスが凍っていた。*最近妹に教えてもらって溶解スプレイをゲットしたので安心*そんな日、ローマのとっても素敵な場所にあるアルダフェンデイ財団の建物で現在展示されているミケランジェロ展に寄ってみた。フェンデイは、宣伝してあげるつもりはないけれど、トレヴィの泉の修復のスポンサーになったり、遺跡発掘のスポンサーになったり、またEUR(ローマの新市街地区のひとつ)にあるフェンデイビル*いわゆる四角いコロッセオと言われる建物で、建築関係に興味がある方は是非いらしたらいいと思う*では、素敵な展示会が行われたりしている。フェンデイのレストランも何年か前に仕事で行ったことがあるが、とってもお洒落だった。この場所は、ちょうどローマ発祥の地と言われるパラテイーノの丘のふもとにあり、ヴェラブロという地区*フォロロマーノとテヴェレ川の間に或るところで、古代ローマ時代には湿地だったものを、大下水道になるクロアカ マッシマが作られて市場などが作られて行った場所になる*フェンデイビルからヤヌス門を見下ろすヤヌス門の前にいるリノチェロス(サイ)*俗にヤヌス門と呼ばれているが、物事の始まりと終わりの神様ヤヌスに関係があるという訳でもなく、二つの重要な通りが交差するという意味でローマ帝政時代に作られたものらしい*フェンデイの建物は、1600年代の建物を今回外観をなるべく変えないようにと修復がされたそうだが、内部は昔のものをある程度保存しながらとってもモダンになっている。内部には展示(現在はミケランジェロの家からのデッサンやエルミタージュ美術館から来ているうずくまる若者の像)のスペースの他、高級ホテル、アパートメントおよびレストランが入っている。*ちょっと奮発して変わった場所をという方には良いかも知れない*で、問題のミケランジェロの彫刻はというと、どこにもこの彫刻については記載がないため、確かに彼の作品かは分からないらしいが、肉体美を見ると非常にミケランジェロに近い感じがすることは確か。大英博物館にこの彫刻のデッサンが保存されているという話もある。うずくまる若者Palazzo Rhinoceros di Alda Fendiアルダ フェンデイのリノチェロス館via del Velabro 9,00186 Roma或はVia dei cerchi 21,ミケランジェロの彫刻展示は毎日10時から19時まで3月10日までグループは要予約個人の方は予約なしで大丈夫連絡先はinfo@fondazionealdafendi-esperimenti.it