ラヴェンナへ(2)
まずお勧めのスポット一番。ガッラ プラチデイア霊廟。MAUSOLEO DI GALLA PLACIDIAガッラ プラチデイアはローマ皇帝テオドシウス1世と後妻ガッラ(ヴァレンテイアヌス1世の娘)の娘になる。ホノリウス帝とは異母兄弟。西ゴート族王アタウルフの后になり、アタウルフ死後はホノリウス帝により強制的に西ローマ帝国コンスタンテイウス3世の皇后になった。彼との間に出来た息子が西ローマ帝国皇帝ヴァレンテイアヌス3世。(東ローマ帝国のテオドシウス2世が自身の傀儡としてプラチデイアの幼い息子を西ローマ帝国皇帝にした)プラチデイアは、息子の代わりに統治を試みたと言われる。一生を通じて敬虔なカトリック教徒だったと言われ、彼女の一族の墓がある場所になる。(棺は現在も内部に残る)追記:実はプラチデイアが亡くなったのは450年ローマ。そのため彼女の埋葬はここではなかったという話。また、内部に大きな棺があり、一番大きなものが彼女の棺と、あとはコンスタンテイウス3世とヴァレンテイアヌス3世のものと伝説では言われるが、もともとはここにあったものではないらしい。ラテン十字をした内部の5世紀のモザイクが素晴らしすぎ。天井は星や花の模様が描かれた天界を表わすブルーが美しい。霊廟外側入り口の裏側。羊飼いのキリストと羊たちが描かれている。泉で水を飲む鹿とアカンサスの唐草模様が綺麗。天井には、ラテン十字に星と4隅に福音書家のシンボル。下には白い衣装をつけた8人の使徒たち。(次回のブログに続く。)