2月に入って
今年もミモザの花が1月の末から咲きはじめ、お隣のミモザはもう葉っぱが出てきている。3月8日の女性の日にミモザを送る習慣があるけれども、今年も早咲きだから、ちょっと難しいかという感じ。ミモザの黄色を見ると、春という感じで元気が出そう。しかし、花粉症が始まりつつという私は十分に気を付けなければ。マスク着用ということでここ何年か、かなり助かっているのは事実だが。私の場合、一番ひどいのは今の時期でなくて、もう少し先の、オリーブの花が咲くころ。さて、すごい感染者数に毎日驚いていたが、ようやくピークを1月末に迎えて、今はようやく減少がはっきり見えて来た。オミクロンは肺までウイールスが降りないためにデルタ株に比べると症状が割合軽いという。私の知り合いや友人に、昨年末から今年にかけて感染した人が何人かいたけれども、しっかり治療が必要だったのはNO VAXと呼ばれる接種なしの人で、あとの人たちは2回は接種していたから風邪やインフルエンザの症状で、解熱剤を飲んでおおよそ1週間から10日で完治という感じだったようだ。しかし、昨日友人と話していたら、友人の弟さんの同僚が警官だけれども、感染して急に容態が悪化し、ローマの病院で亡くなったという話を聞くと、びびってしまう。警官なら接種はすべてしていただろうに。ただ、糖尿病もちだったとは聞いた。さて、イタリアは制約解除方向に向かいつつあり、金曜日から野外ではマスク着用義務がなくなった。といっても、屋内や公共の交通機関では、マスク着用義務はまだ続く。しかも2月15日からは50歳以上の勤務者で、接種完了なしの人には、600ユーロから1500ユーロの罰金が税務局から届くという。これは、病院の集中治療室の85%がNO VAXの人たちで占められているということから、病院の負担を減らそうとするものと言われている。病院でも、勤務していた私の眼科医から聞いたのだが、感染治療などで、病院がかなり困っていて、例えば、現在白内障の手術などは、ほとんど取りやめの状態だとか。早く感染が治まって、本当の意味での普通に近い状態にもどる日を待ち望むばかり。