春到来だけれど
3月一番最後の日曜日、今年も夏時間になった。例によって時計の針を一時間動かすと、いきなり日没が19時になったりして、しばらくは体が少しおかしい。しかも、花粉症でちょっと大変だったりする。ウクライナ侵攻がはじまってからかなり落ち込んでいた。まるで100年前にもどったような場面をテレヴィで見ると信じられない気がしていた。先日ローマから帰宅する電車の中で、ウクライナから亡命してきた家族に会った。大きな荷物を持ったお母さんと17歳くらいの女の子ふたり。今大変なことになっているレオポリからイタリアの知人を頼ってエルバ島に働きに行くんだと言っていた。家をすべて残してきたと、話ながら泣いていたので、聞いていた乗客も一緒になって泣いた。聞かなかったけれども、男性は皆戦うために母国に残るそうだ。イタリアをはじめとしてEUが武器や物資、お薬をウクライナに送っている。物資やお薬はともかくとして、武器は嫌だなあと思う。本当に悲しい春。