|
カテゴリ:シネマ
昨日はひどい悪天候だった。
こんな時には良い映画や面白いドキュメンタリーを 見るに限ると思う。 1920年1月20日生まれのフェデリコ フェッリーニは、 昨年ちょうど生誕100年だった。 2020年前半も、彼についてのドキュメンタリーや映画 を沢山見たけれど、ちょうど昨日観た、スピリテイ(精霊)の フェッリーニというドキュメンタリーがなかなか良かった ので、少しその話。 知らなかったのだけれども、まじないとか、占星術とか、 タロット占いが大変好きで、ほとんど毎日のように夢 占いをしていた。 また、長い間、ユング派の精神分析に通っていて、その 成果が彼の作品に現れているとか。 フェッリーニは、人生を色んな形で追及していたんだなと思う。 最後に彼が亡くなってから、彼の奥さんであったジュリエッタ マシーナが入院して、ローマのコロンブス病院で亡くなった のだけれど、その付き添いの看護婦さんが、ジュリエッタの 亡くなった晩に夢を見たという。 フェッリーニが、彼らの、ひと月で亡くなってしまった赤ちゃん フェデリキーノ(小さなフェデリコという意味があるが、彼ら に昔、赤ちゃんがいたことも、すぐに亡くなってしまったことも 当時知られていなかった)を抱いて、ジュリエッタを迎えに 来たという。 フェッリーニは、、女優とのセクシュアルな関係があったとか、 現在もときどき話題になるくらいだが、ジュリエッタは彼の生涯の 心の支えであった女性で、彼を知る人は、一日に15回くらい ジュリエッタと電話で話さなければならないくらいだったと。 彼自身は自分の星座にあまり満足していなくて、*彼はやぎ座 だけれども、ほとんどみずがめ座との境目だから、どっちの 長所も短所も持っていると主張していた*本当は、てんびん座 くらいに生まれたかったとか。*面白い~! 近年、彼の生地になるリミニに行ったときに、フェッリーニの スケッチデッサンを沢山見た。彼のユーモアある、深い人間性と、 その裏にある苦悩とか、煩悶のようなものを、少し感じた。 *リミニには、フェッリーニ博物館が昨年からオープンした はずだ。彼の映画もまたゆっくり見たい。* ドキュメンタリーを見ながら、彼の時代の映画がどのように製作 されていたか、非常に興味を持って、また彼に関わった人たちが さまざまな言葉で話すのを聞いて、改めて彼の偉大さを思った。 前にブログにも書いたけれど、ローマには、チネチッタがあり、 彼のスタジオ5もまだ残っている。映画に興味がある方は、 彼の最後の家があったマルグッタ通りと合わせて、是非。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.01.08 22:54:12
コメント(0) | コメントを書く
[シネマ] カテゴリの最新記事
|