今回期待せずに行ってみて、かなり良かったと思う展覧会が、
スクデリエ デル クイリナーレ宮殿で現在開催されているTOTA展。
これは、アウグストス帝が帝国を形成していった時代を検索するもので、
帝国がどのように作られていったか、民衆はどんな風に生きていたのか、
など、非常に興味深い展覧会になっていた。
私は一応オンラインで予約をして行ったが、平日だったため、
ガラガラ状態。おそらく平日で個人なら予約は不要かなという感じ。
展覧会は7月28日まで。
クイリナーレの丘からサンピエトロ寺院を見る
これは、ピエンツアの市立博物館から来ている、古代エトルリア人
が古代ローマ人に伝えて行った、占いの道具。ブロンズ製。
(牛の肝臓から占いをした。)
これは、通常ローマの国立考古学博物館のひとつ、
マッシモ館にある休憩するボクサー。
クイリナーレの丘で1800年代終わりにほぼ完璧な形で発見された、
珍しいブロンズ製の彫刻。
作者は、リシュッポス或はその系列と見られる。
修復されて、細かい部分、ボクサーが怪我をして血を至る所に出し
ている様子が、象嵌細工で作られているのが、良く分かるようになった。
欲を言えば、目の悪い私には展覧会場のライトが非常に良くなく、
説明の文字が読みにくかったが、お奨めできる。