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ゆりんいたりあ日記

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ゆりんいたりあ

ゆりんいたりあ

2021.07.05
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カテゴリ:出かけたい!
昨年オープン予定だったアウグストス帝霊廟。
ようやく今年3月にオープン。
とはいってもこの時期だったから、ロックダウン期間
はまた閉館になり、ようやく先日見学を果たした。

のでその簡単な報告。
要予約だが、ローマ市民は今年一杯無料で見学できる。
外からの見学者も確か4ユーロとお値段は格安。

しかし、霊廟自体は見学できるようにはなっているのだが、
霊廟前広場や回りはまだ工事現場。


霊廟前広場の工事現場

見学ツアーの際の案内人の話では、2023年終了予定とか。
霊廟前広場にある、ムッソリーニ時代の建物のひとつには
間違いなければ、確かブルガリホテルも入るそう。

霊廟はパンテオンと共にアウグストス帝がカンポ マルツイオ
の改革を行った際に作られた。
パンテオンは、魂が天に向かうために遺体を安置した場所で、
近くのウストリヌムで火葬になり、骨ツボが霊廟に入ったと
される。
今回は歴史の復習という感じで、娘を連れてまず、アラ パキス
でやはりアウグストス帝が作らせた平和の祭壇を見せ、パンテオン
との関係や地理的な位置を簡単に説明し、霊廟見学に入った。


現在の入り口。もちろん大部分修復。



一番先に入ったアウグストス帝の甥っ子マルケルスの標石


上の部分から修復された内部を見る。


現在、ツアーは人数制限で、毎回10人までの予約で行われている。
私たちの回には、私たちだけ。
無料なので忘れたりノウショウする人が多いとか。

霊廟自体は、長い間に大きな変貌を遂げた場所なので、実は
ほとんど残っていない。

中世の時代にコロンナ家の要塞だった後、フレンツエの有名な
ソデリーニ家の屋敷になっていた。古美術のコレクションが
すごかったらしく、現在世界中の美術館に散らばっているのが、
非常に興味深い。
唯一ローマに残っているのが、ボルゲーゼ公園の池にある、
お医者さんの神様、アスクラピウス像らしい。

1700年代には、ポルトガル出身の男爵コレアがここを闘牛場
としたり、1800年代終わりにはヴァラデイエール作の日除け
つき野外劇場になったり(日除けはすぐに落ちてしまったとか)、
1900年代初めにはガラスのクーポラのある、アウグステイヌス
の公会堂となった。
1936年に公会堂は壊され、周りの建物も同様に取り外しとなった。
(ムッソリーニがここに自分の墓を入れるつもりだったとか)

長い長い間、修復工事が行われていて、テヴェレ川に近いため
水が出て大変だという話は聞いていた。
近年TIMがスポンサーになり、ようやく工事は終わりかけ。

個人的には、変貌の話が非常に興味があるし、パンテオンとの
関係も重要だと思うが、工事がしっかり終わって、内部も
ばっちり説明のパネルなどを設けられてからが楽しみかなと
思う。
構造は非常に複雑だから、興味がある方は是非是非。


もともとはこんな感じだったという仮定。


ソデリーニ家の時代のお屋敷。



アウグストス帝劇場と呼ばれた時代。


現在の様子。

公式サイトは、こちら。
www.mausoleodiaugusto.it

或は、ローマ市役所の電話からも予約可能。
(39)06 0608





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Last updated  2021.07.05 23:25:50
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