ゆりんいたりあ日記

春のあまりまだ暑くならない時期に様々な所を観て
廻るのが、好きだ。
昨年春はローマの南にある、中世の街、アナーニに
日帰りしてみた。
今年の春はしばらくヴィテルボにはまっていた。
ヴィテルボもアナーニもローマ法王に関わった、
古い街になる。

ヴィテルボもアナーニもローマからローカル電車で
簡単に行かれるので、興味がある方には是非お奨めしたい。

ヴィテルボには、ミケランジェロの親友だったという
画家、セバステイアーノ　デル　ピオンボの絵がある。
久しぶりにピエタの絵を観たいな、と思いついたのが、
実は今回のヴィテルボはまりのきっかけ。


「ピエタ」　セバステイアーノ　デル　ピオンボ作

絵は、昔はムセオ　チビコ、つまり市立博物館にあった
ようだったが、（かなり以前に私が見たときには法王宮殿
にあったような記憶があるが）今はプリオリ宮殿に入っている。

プリオリ宮殿と、法王宮殿、ドウオモは欠かせない。
現在ヴィテルボパスというのがあって、プリオリ宮殿の
チケット売り場でそれをゲットすると、便利。
パスではそのほか、ムセオ　チビコ（エトルリア博物館みたい
になっているからここもお奨め）も含まれている。


ヴィテルボ法王宮殿

このムセオ　チビコが入っているのが、サンタマリア　デル
ヴェリタという中世の教会の僧院とキオストロ（中庭）で、
博物館も楽しいし、キオストロがとっても素敵。


もと教会付属僧院中庭、現在ムセオチビコ内

また、教会の内部には、マッツアトスタ礼拝堂というのが
あって、ここにはルネッサンス時代に描かれたフレスコ画
が残っている。画家は、ロレンツオ　ダ　ヴィテルボ。
近年修復されて、なかなか美しいフレスコ画が観られる。


マッツアトスタ礼拝堂内　「聖母マリアの結婚」場面

その他、有名な中世の街並みが残る、サンペッレグリーノ
通り界隈はぶらぶらしたいところ。

中世の街並み

（ブログは次回に続く。）