ＣＲＹＳＴＡＬ　ＤＥＷ

　　銀行印はどんなものをお使いですか？

　　テンちゃんは桜、マーちゃんは紫陽花の蒔絵を施した印鑑をセミオーダーしました。

　　二人とも女の子ということもあり、一生使えるようにと「名前」を彫ってもらいました。

　　今日はマーちゃんの印鑑を受け取り、そのまま銀行へ寄り通帳を作る予定でした。　　

　　「あ！！（銀行へ）行くのはいいけど、お金持ってきてない～」

　　肝心要の「お金」がなくては話になりません。

　　ご新規　５円というのもねぇ～・・・

　　皆さんからいただいたお祝いを貯金したいですしね。

　　「家に寄ってもいい？」

　　「いいともさ」

　　印鑑持ったし、お金持ったし、さあ、銀行へＧＯ～

　　マーちゃんと駐車場で待っていると次女がすぐに戻ってきました。

　　「マーちゃんの保険証要るんやと。ったく・・・」

　　再び取りにもどりました。

　　今はアレだねぇ。

　　昔は簡単に作れたのにダメなんだねぇ。

　　架空口座を開設して不正使用しないようにするためなんだろうね。

　　親子でもそうなんだから、祖父母と孫の関係で作るのも難しいんだろうなー。

　　祖父母が孫のためにヨメ、ムスコ、ムスメに内緒で通帳を作ることもできないんだよね。

　　いざというとき孫名義の通帳だして「これを使いなさい」と言えないんだよね。

　　突然ですが

　　これよりｙｕｒｉｓｏ劇場始まり～～～～

　　「ほれ。」

　　「え？なに？」

　　「なにって・・・通帳やがな。」

　　「通帳って、ばーちゃん。こればーちゃんのじゃ・・・」

　　「そうや。ばーちゃんのや。けどばーちゃんのやない、ややこしいけどな。

　　見てみ。アンタの名前書いたるやろ？やでアンタの通帳や。

　　困っとるんやろ？　お金要るんやろ？

　　ばーちゃん、こんなこともあるんやないか思ってなー。

　　この日のために貯めといたんや。シュッって渡せたらカッコええやろ？

　　やでアンタの好きに使こたらええ。あげるから。」

　　「けど・・・」

　　「けど、なんや？なんか不満でもあるんか？

　　ええから！！

　　つべこべ言わんと持ってき！！ばーちゃんの気ぃ変わらんうちにな。

　　あのな。ばーちゃんはなアンタが喜んでくれたら嬉しいんや。それだけや。

　　なあに。また貯めればいいだけやし。

　　人間死ぬまで生きとれる。生きとる間にまた貯めたらええ。そんだけの話。

　　いや・・・待てよ。

　　やっぱー貯められへんかもしれんなー。

　　これが最初で最後やで、たぶんな・・・。困ったなー。

　　なあんて、そんなこと言ったら貰いたくても貰えんはな、悪かったなー。堪忍やで。

　　気にしんと気分よー貰っといてくれたらええ。はいっ、それでおしまいっ。

　　はーっはっはっはっ」

　　「ばーちゃんっっっ！！！！！」

　　（テレビドラマの見すぎ？　しかも、なんで関西弁チックなの）

　　コレが無理なら

　　生きてるうちに手渡しするか、遺言状に残しておくしかないんだよね。

　　遺言かぁ～・・・相続争いにならなきゃいいが・・・

　　っていったいどのくらい資産あるっていうんですか

　　ないないな～い、そんなのなぁ～～～いっちゅうの。

　　なら、あとは地道に貯金しかないですなぁ。　

　　けど、私、貯金できないヒトなんです・・・

　　なのでこども貯金は娘らに任せて私らジジババはちょこちょこ、調子のいいときだけ

　　してやることに決めた（笑）

　　余談ですが。

　　テンちゃんとマーちゃんの銀行印は、お金が流れていかないようにと縦ではなく横にして

　　寝かせるお金を寝かせて出ていかないようにと思いを込めてヨコに彫りました。

　　お宅の印鑑は縦彫り？横彫り？