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カテゴリ:地球エコ
野凛花は、南の島が大好きだ。
その際は必然的に、たっぷりと椰子の木を見ることになる。 椰子殻から作られる、 活性炭(Active Carbon)というものがある。 びっしりと目に見えないくらいの密度の多孔質で、 脱色・吸湿・脱臭製などが高い。 要はたくさんあいた穴に、 色んなものをくっつける性質があるそうだ。 空気や飲み水の浄化(家庭用の浄水装置にも組み込まれているよね)、 工場排水の処理、近代的製法で大量生産される醤油・酒・薬品の 精製などで大活躍しているそうだ。 人の欲望で近代化・工業化・都市化が生まれ、 それらが吐き出す「汚れ」で私たちの周囲は埋め尽くされている。 (水も空気も土壌も海も) その中で、私たちは「きれい」を求めて、 洗剤・活性炭などに依存し、 「汚れ」を目の前から無くす。 勘違いしていたのは、 「汚れ」は消滅したんじゃないってこと。 洗剤や活性炭で、とりあえず「汚れ」を 目の前から「移動」させただけ。 「汚れ」は、川や海や大気中に移動、 そういう仕組みらしい。 だから、色んな洗剤の「新製品」の威力は、 「汚れ」の移動をどこまで高い精度で 迅速に行うことができるか、ということだそうだ。 知足という感性、 老人たちに教えられた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.18 08:54:55
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