032013 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ユルユル過ごすとき

ユルユル過ごすとき

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

mary98jp

mary98jp

Favorite Blog

縮れ毛~から直毛-に 剛☆毛さん
仕事の悩み ないっちさん
February 23, 2008
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
会社の近くにあるその病院は、話をよく聞いてくれるという評判。
完全予約制で、平日の夜間と土曜にも診察してくれて
仕事をしている人には嬉しい病院です。

いつもは大学病院に通っていますが
しばらく通わなければならない可能性を考えると
融通の利くクリニックのほうが良いと踏んで選びました。


病院・・・というよりは歯医者さんみたいなシンプルな診療所は
清潔な待合室に手書きの注意書きが貼られていて
手際の良い医療事務員が一人。

印象的だったのは、
「次回の予約は先生と話し合って必ずメモを取ること。
 受付で問われても答えかねます。」 

そんな趣旨の注意書きが貼られていたことです。
最低限の人員で効率的に運営するためには患者側にも協力が必要なわけですね。

最近の世の中、消費者側に甘くて
それに対峙する生産者側にばかり高い要求を強いた結果
高コストになるという流れが定式化する中で、とても好印象な張り紙でした。


問診票を書いてしまって暇を持て余した私は
雑誌も置いていない待合室で活字を求めて
入り口に飾ってあるボードを読みに立ち上がりました。

そこには、そのクリニックの先生が
元TBSの報道記者であること
母親の死をきっかけに医師に転身したこと
そのような経歴を生かして、テレビ局や医局や政界のウラを描いた
エッセイを出版したことが書いてありました。

要は著書の紹介です。



診察と採血自体は恐らく、ものの5分で終わり
なんとなく盛り上がりに欠けたので、著書について聞いてみました。

「本を書かれているんですね」
「もう絶版になってるのよ」(ちょっと恥ずかしげ?)
「そうですか・・・ちょっと興味があって読んでみたかったのですが・・・」
「手許に残っているので、良かったらお売りしますよ」
「では、次の診察の時にでも」


帰ってきてからアマゾンで検索。
早速、送られてきた本を読んでみました。

先生の生き方は・・・決して器用ではないように思いました。

なんとなく流れに乗って生きる人、例えば私の姉みたいな人もいますが
その全く逆の生き方。

決してマネできないけど好感の持てるような。
医療に対する理想を持っている、信頼できる医者だなと。




そういえば、この前の診察でほんの少しだけ過ぎった疑問
―しばらく安静にして、次の周期を待てば、薬を飲む必要なんてないのでは?

わざわざ疑問を解消するために時間を割かなくても、経験と知識のある先生に
とりあえずお任せすれば大丈夫だろうと思ったのですが
疑問があれば、きちんと問うべきだと言われた気がしました。

どこかで忙しい先生を煩わせてはいけないという遠慮があったんだと思います。
それは、患者として正当に要求してよい問いかけだったんですよね。


次の診察では、納得できるまできちんと聞いてみようと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 23, 2008 01:08:54 PM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X