豊かさと幸福な関係

　　長者への道　　個人レッスン２、「お金の性質と、付き合い方。」

「富とは、実体の無いものです。」マーフィー博士はこのように語られる。
心が豊かと考えれば、お金がよってきますし、心が貧しければ、お金は離れていきます。
とも語っている。
神秘的な表現なので理解しにくい面もある。

古来、お金にまつわる失敗系の諺を探せば、たくさん出てくるだろう。
大多数の人間にはお金との縁は薄いので、日本の格言を学ぶと、お金に富む方向より、貧しくなる方向性が強くなるかもしれない。
だから、欧米から輸入された、金持ちの格言が流行るのだろう。マーフィー氏もその種、金持ち伝道師の一人であろう。
「スイス人銀行家の教え」本田健氏の著書の中にも同様の話が書かれている。興味のある方はお読み下さい。

要するに、お金は寂しがり屋で、お金の多いところに集まりたいと言っているようだ。
だから、銀行預金のお金は一切動かさない口座を設ければ、お金が集まってくると言うのだ、
気の長い人は一度試されてはいかがだろうか？

先日、母との電話のやり取りで、「お金は、命の次に大事なものよ」という話になった。
私は貧しい家庭に育ったので、この意味がよく分かる。
この会話では、お金は優先順位第２位である。
この位の優先順位になれば、誰もお金には、困らなくなるはずなのだが？
実際はお金に困る人は多い。
お金の法則を知らないから、お金が寄って来ないのである。

夫婦の会話でのことである。
「知人の共稼ぎ夫婦が、数年間一度も預金通帳を動かさなかったら、２０００万円の預金残高になっているのよ！！」と驚きながら話してくれた。
これなど、現実のお金の法則を知らない内に実践した。好例であろう。
「入金のみをして、動かさない預金口座を作る。」中々のアイデアである。
一度、試してみるのはいかがでしょうか？

最近、私のお金の優先順位は下がっている。
それに比例して、お金との縁が少し薄くなりつつある。
その度に順位を上げ、お金の法則を活用するのである。
不思議なもので、お金にまつわる、あらゆる資産が集まってくるのである。
「技術」「知恵」「人間関係」等である。

母から聞いた言葉にはなかったが、現代の錬金術は発展したから、お金そのものより、
お金の流れ「キャッシュフロー」に熟知する方が、賢明であろう。
お金のプロ集団である、銀行の多くは苦戦を強いられている。
お金を持っているだけでは、価値を生み出さないのである。

お金はよく、経済の血液に譬えられる。
そういえば、梅肉エキスは血行に効能があるらしく、納豆の血栓融解作用があるのと並び、
血流系商品として、活況を浴びている。
血液そのものより、血流が大切になったのが、明らかになったのである。
つまり、血液が活動する姿に、価値が生じているのが理解されだしたのである。
だから、貯金には、「動かさない口座」が有効だが、お金儲けには、お金の動かし方が大事なのが一目瞭然である。

血流の勉強はこれから始まろうとしている。
今後の金融商品の、主力を占めていくことが予想される。