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カテゴリ:豊かな人生
「株式のすすめ」
資本主義経済を知るには、株式投資は勉強になる。 勉強になるが、儲かることは少ない。 10年すれば、大概自分の預金残高が、積立貯金を上回らない現実に直面するようになるだろう。 だから、株式投資で儲かると考えるのは早計である。 長者への道とは繋がらない事を知っておくことが大切である。 日本経済はデフレスパイラルに遭遇し、かつて資産と考えられていた不動産と株式が、値下がりを経験した。多くの資産家がこの洗礼を経験することになった。 商売の原則から見ると、「利は元にあり」である。 「安く仕入れて、高く売る。」を実践すればいいのである。 株式を所有する人たちはそのように考え、行動する。 そして上手くいかない現実を知り、ノウハウ本を読み始める。 それらの本の中には、親切にも「株式投資は儲からない」とコメントする記事も見かける。 私もこのコメントを支持している。 成長経済であった。20年前までは、株式を所有するだけで、大金持ちになる人はいた。コンピューターメーカーの子会社であった。A電機を10年ほど所有すれば、100万円で購入した株式が、3億円に急上昇したことも今は昔の話なのである。 その当時株式投資の分野で、日本一の所得者が登場した。是川銀蔵氏である。 彼のコメントを読むと、株式の風雲児と呼ばれた人でさえ、失敗することも多かったようである。 そして、投資の専門家集団である。機関投資家でさえ、大失敗した例を探せば幾らでもあるのである。 株式の世界で、歴史に残る風雲児が書物に残っている。 山崎種二氏である。「100戦100勝」城山三郎著にある。 読み物として面白いが、今の時代に適応するかは各人で判断して頂きたい。 「世の中は絶えることなく変化する。」この真実から考えれば、株式投資の勉強になるだろう。 私は株式投資を勧めない。株をすすめたいのである。 株式投資は高い授業料を払う資格試験と考えれば、充分その元手は帰ってくるだろう。 「株のすすめ」とは、会社を興すことと理解すればいいだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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