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カテゴリ:豊かな人生
豊かな生活
「安定は不安定」? ある実業家がこの種の言葉を語っている。 事業は安定になりかけたときが、企業にとって危険と忠告した時に使われた。 世の中で安定している職業は「サラリーマン」である。 圧倒的にサラリーマンが多いのがその理由と言われる。 それよりも安全なのが、公務員と言う人も多い。 だから、大挙して上級や中級の公務員試験に殺到しているようである。 安定第一の職場をもとめるのは、正しい選択である。 そのような事情からか、日本では事業家が極端に減少してきている。 世間では、脱サラして「事業を起こす」と、家族持ちのサラリーマンが語り始めると、大騒動が家庭で持ち上がるだろう。 親戚知人一同そのリスクを説き、辞めるように説得を開始する。 一応正しい姿勢のようにも見える。 ベルリンの壁が崩壊して、東欧諸国が一番困ったのは、資本主義を理解している経営者が皆無だったことにあると分析されている。 そういう理由からか、仕事を求める人は殺到するが、仕事を創る人がいないから、失業問題が深刻なまま現在に至っている。 事業家が少ない現在、資本家(お金を持っている人)と松下幸之助氏はどちらが社会は必要とするのであろうか? 答えは明白である。松下氏のような、偉大な経営者が必要なのである。 その事業を志す人々を、社会が寄ってたかって反対するので、日本でも起業する人が激減していると言う、日本の将来は危うい。 殆どの人間は自己の安定を求めすぎるが故、リスクの多い仕事作りをする人を非難し続けている。 そして、日本においても具体的にその問題による弊害が生まれている。 果たして、サラリーマンはそれほど安定した仕事なのであろうか? 私には分からない。 大金持ちの知人にはサラリーマンは一人もいない。 リスクを冒し、人が通らない道を、自己の判断で向かっている。 郵便局が民営化の道を歩み始めている。 かつての国鉄や電電公社のような道を歩むのだろう。 公務員もこのような形をとりながら、安定した職場から、離脱し始めた。 人生は絶えず変化すると言う法則を受け入れれば、変化や不安定の方が当たり前なのが理解できる。 あなたもこの現実を受け入れ、自分で考え、世の中を渡ってみるのはいかがでしょうか? 自分で出した結論ならば、世の中や他人のせいにすることもなく、失敗を受け入れ、次に繋がるトライアル&エラーの一環の中のできごとと、とらえる能力が備わると考えるのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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