豊かさと幸福な関係

　企業成長のいろいろ　　　　　　　　　　　　　豊かな生活　

日本の企業は、登記上では260万社程度、実際に活動をしている企業は140万社前後であると言われている。

その内大企業、資本金が大きく従業員が多いと言われる企業は２～３％程度であり、
残りの97～８％は中小企業である。

大企業の履歴を見ると
○　国策企業や国営企業から派生した事業　JR、ＮＴＴ、新日鉄、日本郵船、等等
○　公営企業等から派生して成長した会社、　ＪＴＢ、電通　等
○　第2創業等　　　　　　　　　　　　　　大和運輸、積水ハウス等
○　ベンチャー企業　　　　　　　　　　本田技研、ソニー、セコム等
○　長期間かけ成長した企業　　　　　　武田製薬　等

以上のような経緯で大企業化している。

企業の寿命説があり、一説では25年とされている。
業種によるが、繁栄の期間が短いのが特色である。
だから、あまりにも長い期間かけて成長することは、少数派になるだろう。

その意味で企業買収、統合、Ｍ＆Ａのように大きな魚が、小さな魚を飲み込む手法が今後も一大潮流になる可能性がある。
調査資料からみると、企業買収の件数は年々増加傾向にある。

○競争的な（敵対的）な企業合同や買収の手法
○救済的合併、政策主導合併
○開発主導型合併、相互補完型

等が形式として、今後も度々見ることができるだろう。

2％程度の大企業の影響力は、他の９７％の全ての企業を足した数と、同程度の波及効果がある。
大企業の健全性を望む理由の一つに、この経済への波及効果がある。

※数字は統計調査に年差があり、現状と合致しない場合があります。