|
カテゴリ:「悩み相談」
「悩み相談」 40台後半女性
最近友人や老親の死を経験し、夜になるとうなされることがあります。 自分もやがて死ぬことを考えると恐ろしくて・・・、どうすればいいでしょうか? 回答: 先ず「死ぬことが怖い」は、全ての人間に共通の感情で、最も嫌な事です。 誰でもその恐怖を体験しますが、その受け止め方に個人差があるだけです。 さて、何故死ぬのが怖いかといいますと、そのように本能に刻まれているからです。 その本能DNAに刻まれた記号から自由になれない限り、恐怖感から逃れることはできません。 また同時に、すべての生命も同様に死を恐れているのです。 その意味で、無益な殺生は厳しく戒めなければなりません。 理由もなく、遊び半分で、虐めたり傷つけないようにしましょう。 さて、死の恐怖とは別に、様々な死生観を見てみましょう。 古代インドでは、死ぬことを怖れるよりも、「輪廻転生」を怖れる傾向があります。 つまり、死ぬことはありえず、単に肉体が壊れ精神はまた、違う生命へと移り住むと考えているわけです。 唯物的(物質が全て=肉体の滅びと精神の滅びが同じと考える)に見ますと、 死で全てが終わりますので、生命感情によって、恐怖感は消え去ることはありません。 輪廻転生すると知ると、瞬間的に生命は安心します。 その理由は、死んで終わりでないと安心するからです。 仏教的な考え方では、世界は全て苦と定義します。 生きていること、老いること、病む事、死ぬことを、苦しみと見ています。 死んでも、生まれ変わりの、輪廻転生しても、苦であることに変わりありません。 長くなりますが、・・・ 死によって終わらない・・・ (釈迦)はそう語りました。 ですからあなたの恐怖感、死を違う角度からとらえてみてはいかがでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 26, 2011 08:38:49 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|