豊かさと幸福な関係

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「必要なものは僅か」　　　　　　　
○合理的に考える

部屋の中に雑然と置かれたもののうち、生活に必要なものはどれ程あるのでしょうか？
私達の生活に入り込んできている、テレビ、パソコン、ゲーム、レジャー、グルメ・・・
必要の域からかけ離れていませんか？

人生を見渡しますと無駄ばかりの面があります。
時間が余りますと、無駄をし始めます。
定年になって仕事を離れると人生が不明瞭になります。
子育てに一段落すると目標を見失いがちです。
生きること自体の意味も段々と曖昧になってきたりします。
何故そうなるのでしょうか？

そもそも生きることの意味は、どのような時に必要になるのでしょうか？
大震災の時、倒壊した隣家の方を救おうと手助けするときには、人生の意義がありました。
駅の階段を足が不自由な方が、難渋して重い荷物を持ちながら昇る時に、荷物を持って
挙げると大変感謝されたりします。
人生の意味はこのようなときに見出すことができます。

マザーテレサはある時ふと、「死の家」の相談相手になってみようと思い立ちました。
そしてそれを実行しました。
死病に苦しむ人の「心の救済」のお手伝いをしたのです。
死ぬ時の孤独は大変な苦しみを与えます。
周りの活発に生きている人たちを見ますと、自分の寿命の儚さに、心はもだえます。
まさしく、「心を救ってやる」時と言えます。
マザーテレサは全てにおいて適切な救い方をできたでしょうか？
多分失敗もしながら徐々に、救済法を見つけたのでしょう。

人は死ぬ時に、本当の必要なものが分かりません。
本当に必要なのは、「幸福のあり方」なのです。
さて死ぬ時の幸福とは一体何なのでしょうか？
それは、「明るく清らかな心になること」と言えます。