もう梅は散った時分かしら。
今年は日本で桜が見れそうだ。

ハドソン川にて、摩天楼を遠目に自由の女神の脇腹ばっかり見る事数回、よーやっと日本に帰ってきた。

現地は真冬もいいところで、夜明けの甲板には大雪が積もり、アイスバーンで滑りこけそうになるのも束の間。
その５日後にはパナマの熱射に焼かれ、色んな意味で吐き散らしそうでした。

帰路の途中、カリブ海はプエルトリコに寄港し、いい加減な連中の住むいい加減な国で、時間にいい加減な現地パイロットのおかげで陸に行く事ができて、僕は幸せでした。

白タクのロドリゲス(仮名)は迎えに来ないし、電話したら逆ギレするし、スペイン語訛りの英語で何言うとるやら全然分からんし、怒鳴り返したらスペイン語で喚かれるし、
かの寧辺や上海を懐かしく思い馳せる事、これも邂逅である。

結局ロドリゲスは迎えに来ず、送迎代も払わぬままになってしまった。

お互い様だが、ちょっと悪いことしたな…。

何気なく素敵な国でした。
オールド・サンファン、新婚旅行にゃお勧めです。

結局今回のメリケンは、最初のロングビーチが最後だったな。

ただいま、ニッポン！！