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2011.03.31
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原子力エネルギーとはそもそも何やろか。

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発電機は、回転運動によって電力を作り出す機械であるが、それ自体に回転能力はない。
なので、外から回転させてやる必要がある。
(太陽光発電除く)

自転車でいうと、ライト自体に回転能力はないので、一所懸命漕いで回転させてやる必要がある。
北斗の拳でいうと、帝都の地下にあるアレだ。

人力だと大変なので、発電機を回転させるために、エンジンが便利なのだ。
大まかにディーゼル、タービンがある。

ディーゼルは、ピストンという棒の天辺でガスを爆発させて、その勢い(エネルギー)で棒を押し下げる事で軸をグルグル回す仕組みだ。
ピストンは複数並んでいて、順番にガスを爆発させるので、ドドドドド‥という音が鳴る。車やバイクがそうだ。
連続的な上下運動のため、振動が激しいので故障し易い。

タービンは、ボイラーで水を炊いて作った蒸気(エネルギー)を、風車にぶつける事で軸をグルグル回す仕組みだ。
風車は高速で回転するので、キーーーン‥という音が鳴る。
振動は少ないので故障も少ない。

ときに現在、世界の船ではどちらのエンジンが多用されているかというと・・・

故障の多いディーゼルなのです。なんでや。

それは燃費の問題である。
燃料(エネルギー)を100突っ込んだとする。
ディーゼルでは60が綺麗に消費され、40は捨てられると考えると、
タービンではたった20しか綺麗に消費されず、80も捨てられてしまうのである。
極端だけれど。

ここまでは、「化石燃料」を使った話である。
エネルギーという言葉は時に「燃料」そのものだったり、
「力」を指したり、随分抽象的だ。

さて、化石燃料を使うにおいて、両エンジンとも共通するのは、
燃やす、爆発させる、というように「火」を用いる点である。
いかに燃費を良くしようとも、火を用いるからには二酸化炭素が発生する。
もっというと硫黄化合物、窒素化合物という、いけてない物質も発生するのだ。


そこで原子力はどうなのか。
原子力機関はタービンを利用するが、蒸気を作るために化石燃料ではなく、
「核燃料」を使用する。

燃料自体が発熱(エネルギーを出す)するので、「火」は使わない。
つまり、いけてない物質も発生しないのだ。

ところが問題なのは燃料そのものが、人体に害を及ぼすいけてない物質であるという事なのである。


ウランという代物が何故、天然に存在するのか。
それは酸素や二酸化炭素が地球上に存在するのと同じで、気付いたか気付かなかったかの話なんだろう。

船のエンジンは主に、最も質の悪いC重油という、原油カスみたいな燃料を使用していますが、現在、大気汚染対策のため世界的に、低硫黄燃料やガスオイルの使用が推奨されてきています。

そういった感じで淘汰されて、原子力もやがて消えていくのではないでしょうか。






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Last updated  2011.03.31 17:52:32
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