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原子力エネルギーとはそもそも何やろか。
---- 発電機は、回転運動によって電力を作り出す機械であるが、それ自体に回転能力はない。 なので、外から回転させてやる必要がある。 (太陽光発電除く) 自転車でいうと、ライト自体に回転能力はないので、一所懸命漕いで回転させてやる必要がある。 北斗の拳でいうと、帝都の地下にあるアレだ。 人力だと大変なので、発電機を回転させるために、エンジンが便利なのだ。 大まかにディーゼル、タービンがある。 ディーゼルは、ピストンという棒の天辺でガスを爆発させて、その勢い(エネルギー)で棒を押し下げる事で軸をグルグル回す仕組みだ。 ピストンは複数並んでいて、順番にガスを爆発させるので、ドドドドド‥という音が鳴る。車やバイクがそうだ。 連続的な上下運動のため、振動が激しいので故障し易い。 タービンは、ボイラーで水を炊いて作った蒸気(エネルギー)を、風車にぶつける事で軸をグルグル回す仕組みだ。 風車は高速で回転するので、キーーーン‥という音が鳴る。 振動は少ないので故障も少ない。 ときに現在、世界の船ではどちらのエンジンが多用されているかというと・・・ 故障の多いディーゼルなのです。なんでや。 それは燃費の問題である。 燃料(エネルギー)を100突っ込んだとする。 ディーゼルでは60が綺麗に消費され、40は捨てられると考えると、 タービンではたった20しか綺麗に消費されず、80も捨てられてしまうのである。 極端だけれど。 ここまでは、「化石燃料」を使った話である。 エネルギーという言葉は時に「燃料」そのものだったり、 「力」を指したり、随分抽象的だ。 さて、化石燃料を使うにおいて、両エンジンとも共通するのは、 燃やす、爆発させる、というように「火」を用いる点である。 いかに燃費を良くしようとも、火を用いるからには二酸化炭素が発生する。 もっというと硫黄化合物、窒素化合物という、いけてない物質も発生するのだ。 そこで原子力はどうなのか。 原子力機関はタービンを利用するが、蒸気を作るために化石燃料ではなく、 「核燃料」を使用する。 燃料自体が発熱(エネルギーを出す)するので、「火」は使わない。 つまり、いけてない物質も発生しないのだ。 ところが問題なのは燃料そのものが、人体に害を及ぼすいけてない物質であるという事なのである。 ウランという代物が何故、天然に存在するのか。 それは酸素や二酸化炭素が地球上に存在するのと同じで、気付いたか気付かなかったかの話なんだろう。 船のエンジンは主に、最も質の悪いC重油という、原油カスみたいな燃料を使用していますが、現在、大気汚染対策のため世界的に、低硫黄燃料やガスオイルの使用が推奨されてきています。 そういった感じで淘汰されて、原子力もやがて消えていくのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.31 17:52:32
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