前回までのあらすじ〉

買い物(無駄遣い)がしたい。

スマートホン、TOSHIBAレグザを衝動買い！


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　　大変お待たしゃしゃました！

粗雑な保留音が唐突に途切れ、話し掛けてくるはマニュアルに乗っ取ったお客様窓口である。

　　蛙船長様、本日はどういったご用件でござましゃうか！

何から説明したものか色々あぐねますが、仕方もありません。

高額請求の葉書が届いていた。それほど使用したという実績及び自覚がない。
何に対してそれだけの料金が掛かったか知りたい。
納得が行かなければ返金願う。

以上を伝えた次第である。
特に番なんてまぁケチくさい噺である事よ。
しかし小生は聖人君子ではない。
純粋だった大学生の頃、自分の祖父みたいな見知らぬじいさんに寸借詐欺に遭って以降、人を疑う事を覚えた…。


事前に気になっていた事がありました。
海外でスマホを利用するに当り、特定外地及び使い方次第によっては高額になる可能性があるという事。

それを回避するため、不要な時はネットワークの接続を遮断すべき、という事。

まぁ持ってる方ならご存知かと思うんですけど、このスマートホンという曲者、使用者の意図に関わらず勝手に通信を行うそうです。

勿論小生も心得ていた。
なので、メール確認をする時以外は、ネットワークを遮断すべしという心構えがあったがしかし…。

さて、小生の料金プランですと、全く使用しなくても月々6000円は持っていかれます。
ボッタクリもいいとこですな！
(最近ようやく金銭感覚が戻ってきた)

外地主要国だとSIMカードをその都度買えば、2000円程度で一ヶ月満足に使用できます。

電話をかける事も滅多になく、最近はＥメールも億劫になって、連絡を取る時はＳＭＳで簡易に済ませている感じだ。

まず、出国してから。
まぁ‥、仕事上？‥、月の大半は圏外なので、当然使うに使えません。

最初に入国した圏内は、台湾か星港だったと思う。

ともあれ、外地に入ってから最初、電源が入らんのである。

画面の立ち上げ中です、みたいなうっすら光った黒い画面が延々続き、うんともスンとも言わんのだ。

電池切れかと思い、充電器を挿しても無反応‥、赤いランプも光らなくなってしまった。

でもまぁ、電源が入らんならそれに越した事はない。

心配なかろう、とほったらかしにしていたところ、勝手に電源が入って立ち上がっている事が度々ありました。

どういう訳か、壁紙含めた各設定が毎度毎度リセットされとるのである。

それを確認するたび、ネットワーク許可の欄にチェックが入っているため、遮断すべくチェックを外す、

という行為を毎回血眼になって実施していた。

終いには不安の余り、内地に戻るまで電池パックを取り外しておいた。

結局丸一ヶ月間、スマートホンTOSHIBAレグザ様はまともに機能しませんでした。

たまにマトモに起動できた時は、ＳＰモードという訳の分からんボッタクリシステムを利用して、受信メール確認していました。
(そして盆も正月も帰れない僕には誰もメールをくれません！)

続く。