梅花の香。三月である。
三月は別れの季節である。昔、付き合っていた女子との別れ際、別れの季節ね、と言われてブチ殺してやろうかと思った事がある。
ちなみにそれが今の嫁である。

　わし、春からニッポンおらんなるけぇ

旧友達へそう伝える小生に対する反応は、ふーん、へぇ、マグロいってら。
長らく盆も正月も祭りも帰れなかったチンピラに対する心無い仕打ちである。
早くここから逃げ出さないと、を信念にやってきたが、結局ダラダラここまできてしまった。

東京を目いっぱい楽しもうと休日を勤しんでいたしばらく、三月になって引越し会社から、やれ引越しはいつにいたしましょ、と電話が来た。
やっと慣れてきたところなのになぁ。

デズニーシーは大失敗だった。娘様はまだ、ドーンとかジャーンとかいった騒音が怖いらしい。
ショーなんか悲惨でずーっと、だっこー、だっこー、としがみつかれていた。
あと、シーはとにかく暗い。照明が暗い。

まだまだ動物園が一番みたいだ。

ちなみにフクロウがお気に入りである。

鎌倉で大仏様にお参り。




砂浜を歩いたあとは、江ノ電でコトコト帰りました。
あとまぁ、子供の国とかズーラシアとか横浜の中華街とか、色々行きまくったんですけど、東京はいいなぁ。
神戸だと、散策に行くのも三宮か梅田くらいである。梅田は既に神戸ではない。

最近、趣味について考える機会があった。
外地で家族と住むなら、嫁様にも趣味を、となどなどそんな話である。
嫁様は昔から活動的な人間で、仕事と旅行と食べ歩きとテニスが趣味のリア充であるが、小生は引き籠もりである。
休暇中はネットでゴルフしてました、とか書いているだけで顔面に爪を立てて叫び出しそうになるんですが、長らく続けていた音楽活動もすっかりご無沙汰であるし、好きだった岸壁釣りにも行ってなくて、趣味はインターネットとしか言えない。
おまけに家でネットしていると、嫁に怒られる。

ヒエラルキーを考える。
形は四角だったり、ピラミッドだったり様々であるし、第二者視点と第三者視点の相違に悩んだりするものである。
結局それは趣味の具現化じゃなかろうかしら。
もしかしたら小生にはこんなのが合っているのかも知れない。

秀逸な黒歴史の具現である。アキバ怖い。