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2014.02.28
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カテゴリ:カテゴリ未分類
こっちに来てから撮った写真を眺めているうち、色々撮ったなぁと思いながら当時の記憶をまさぐり散らしているとまぁ、中国の写真ばっかりだことよ。

去年の六月、上海から星港へ戻る日の事。
エンジン工事がくんずほぐれつもつれ込み、結局朝6時の出港ギリギリで下船。

知っているフィリピンクルーが多数いて驚いた。数年越しの邂逅多々である。
休憩時間にはみんなして、昔一緒に撮った写真なぞわざわざ見せてくれたりして、チョイ感動したのである。

徹夜明けのままプートン空港に着いたのが朝八時。星港行きのフライトが午後便しか取れなかったので、チェックインの時間まで仕方なく買い物をするフリをしたりトイレに行くフリをしたり、時間を潰そうとしばらく。

外で一服していると、リュックを背負ったおっさんが二人、火を貸してくれと近付いてきた。

  ちゅんごう?(中国)

 ノー

  はんごう?(韓国)

 ちゃう。うおらいりーぱん

  ああ、ニッポン人。わたし北朝鮮

思わず出てきた流暢な日本語と、ギョッとする国名。

 おっさんきたちょーせんか!

  そうです

にこにこ笑うおっさん二人を見ながら、
人攫い! 二対一! みんなサヨナラ!…とか色々な思いが脳裏をよぎる。

  これあげる

唐突に渡されたのは、初めて見る北朝鮮紙幣だった。

  ニッポンのお金、ちょうだい

 はあ、わしシンガポールマネーしかあらへんわ

  シンガポールオッケー

 なんやそれ

財布から10ドル抜いて差し出すと、嬉々として、

  俺にもちょうだい

などともう一人のおっさんまで言い出した。
結局20ドル持っていかれた。

  これもあげる、おみやげ

rblog-00260228221825-00.jpg

そう言いながら、今度は北朝鮮の切手が出てきた。
なんやねんもう。

  これもこれも

 まだあるんかい!

すると次は、

rblog-00260228221825-01.jpg

イルソンとジョンイルの肖像が描かれた、赤い小さなバッヂが出てきた。
うわあ…これあかんやつですやん。

無碍に突き返すのもあれなので、大人しく貰っておいた。

 感謝ハムニダ

  サヨナラ

朝から20ドルのカツアゲ喰らいました。

拉致被害者の無事と一刻も早い帰国をお祈りします。





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Last updated  2014.02.28 23:19:01
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