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2023.01.14
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カテゴリ:シンガポール生活
正月から一週間有給を消化し、先週マレーへ工事に出かけ、来週からまたマレーへ出かけるというタイミングの、この金曜しかなかったので現地友人と新年会で大騒ぎした折、とうとうやってしまった。
財布を落とした。

普段現金を使う機会がほとんどないので財布はカバンに入れたままであったが、たまたま乗ったタクシーが現金支払いのみの車で、財布を出したその時に落としたらしい。
帰宅したらカバンのチャックがパカーンとアホ口を開けており、死ぬかと思った。工事から帰ったそのままの荷物で、ジップロックに入れた他の現金やパスポートは無事だった。
今年は本厄だったなそういえば。

落とした財布の中身は、銀行のキャッシュカード、日本人会会員証、日本のアマゾンマスターカード、そしてEmployment Passである。
なにより財布そのものがお父んの形見であり、これはショックだった。
自宅のベッドに腰掛けて両手で顔面を覆い、わななく小生。どこに落としたか皆目検討もつかない。
EP再発行は就業先の会社に実施してもらう必要があり、先立ってまず警察に紛失届けを出さねばならんというが、届けの提出はシンガポール警察のホームページにて簡単にできました。
出力されたPDFを人事へ送付するが、土曜なので労務省への提出は来週月曜だろう。再発行手数料は100ドルやと。
来週から出張やいうてるのに、どうにもなりましぇん。
もうなんにも出来ない。

紛失届をオンラインで提出してすぐ非通知で警察から電話があり、どこで無くしたかもう一回ようく思い出してみようと言われ、あーでもないこーでもない、とうだうだ考えるがもう既に絶望していた。

土曜の午後、長男を習い事へ送り、バスで帰宅したおり知らない番号から着信が。
電話は日本人会からで、なんと財布を拾ってくれた方が中身を確認して、わざわざ日本人会まで連絡してくれたという。
結果的に落としたのは件のタクシーの中であり、運ちゃんが見つけて連絡してくれた。
年明け一発目の奇跡である。中身よりなにより財布自体が無事に戻ってきたのは嬉しかった。



その晩、仕事中なのにわざわざ自宅まで届けてくれたタクシー運ちゃんへ、再発行費用となるはずだった100ドルを封筒に入れてお礼をし、警察へ紛失届の取り下げ連絡をした。

物を落とすとめんどくさい。
もう持ち物全部に紐でも付けておこう。





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Last updated  2023.01.15 12:50:19
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