6年生の運動会。ウソつきの報い
この日は、運動会でした。 朝から仕事を入れてしまっていた私。 4月の最初にシフトを組んだ時に、順延になるとは予想もせずに。あー甘かった。 今まで、ずっと働き続けていたので「ごめんね、お母さんはその日はお仕事休めないから」は、我が家では使われ続けてきた言葉。 仕方がないか。と、あきらめてもらって12年。 の筈だったのですが。 「えー。来てほしい。」と粘る、長男。 うーむ。もう最後だしねぇ。 そもそも、気兼ねなく子どものことを優先できるのが、会社を辞めたメリット。 家事も子どものこともできるから、今の短期の派遣の仕事を始めたのだけれども、やはり働くということには何らかの代償がつきもの。なんだけど。 悩みに悩んで..... 派遣会社に前日夕方にお電話。 「あの、子どもが足をねんざしまして。今日病院で、明日の午前中も受診するように言われたのですが.....」 派遣会社は、契約先の会社との契約履行のために、代わりの人をあわてて探す。 しばらくしたら、では午前中だけやってくれる方がなんとか見つかったので、午後から入ってくださいと連絡を頂いた。 きっと見つけるの、大変だっただろうなぁ。 ほんと、ごめんなさい。 電話口に、すまんの手を合わせる私。 ・・・まぁ、いいや♪ 明日、途中までなら見られるよ~!と長男に言ったその日の夕方遅く。 保育園にお迎えに行くと、ほかほかちびすけが。 熱がある。9度4分。うーむ。さすがに、この時間になって、もう一度の手配は厳しい。ウソは二つはつけないもんねぇ。絶対絶命。 で、まずは実家に一応電話をかけたわけです。 「あのー。ちびすけが、熱を出しているんだけど、明日のご都合は?」 「あらー、悪いわねぇ。明日はブリッジのお約束が入っているの。」 ・・・子どもを抱えての共働き生活十年以上。 一度として、ブリッジや生け花に勝ったことがない、我が家の子ども達。かわいそう.... で、申し訳なく思いつつも義母に連絡。 二つ返事で来ていただくことに。あぁ、申し訳ない。本当は、それどころではない状況だったのに.....子守の手配はついて、午前中の休みも確保できた私。 火曜日の朝、ちびすけを触ってみると熱がない。あぁ、よかった。 義母には、やはりよい状態でお預けしたいですからねぇ。 長男には、10時20分からの徒競走には間に合うように行くからと言って学校に出し、8時半の病院一番にちびたんを連れて行くと、診断はなんと「溶連菌」。がーん。 「つい先日、愛子様がかかったと新聞に出ていましたよねぇ」と先生に話したら、「同じ学年だし、どこかで一緒になったんですかねぇ。あはは。」だと。一番軽い症状だったのが救いです。 薬を10日分もらい、じん臓障害予防のために尿検査のスピッツを2本もらって帰宅。 10時に義母がいらしたので、バトンタッチをし、ビデオとカメラを抱えて学校へ、GO!!!!! 無事10時15分に校門に到着して、中に急ぐと、同じ学年のママが。 「長男くん、速かったね~!!! すごかったじゃん!」 ・・・・。徒競走に間に合わなかったの、私? 「今日は、進行が前倒しなのよ。.....見そびれた?」 はぁぁぁぁ。 もう、中学に入ったら見られないよ、一等の長男なんて。 同じ学年の子よりも頭一つ分背が高い現在、足の歩幅の差で勝ったようなものであって、これが中学に行ったら絶対無理でしょう。 っていうか、この徒競走のために散々の画策をしたっちゅーのに。 膝をがっくりとついてしまった、私....。 ウソつきの報いだわ。