「幸福な食卓」 瀬尾まいこ
「「温室デイズ」に続き、「幸福な食卓」を読んでみました。 瀬尾まいこさん。 私、この人の文章ってけっこう好き。 帯に「姿勢がいい」って書いてあったけれど、それって当たっていると思う。 「幸福な食卓」は、父と母の設定がびみようだけれども、イマドキならば、まぁあり得るかなという設定。 超優秀なお兄ちゃんと、私・佐和子という設定はよかったのだけれど、最後がちょっと、ねぇ。 キャスティングもストーリーも気に入っていたのに、9話目で安直に終わろうとしたドラマを見ているような気分。 その、女の子の、超優秀なお兄ちゃんを持つ立場の表現の仕方がいい。 「兄の頭の良さは昔から評判だった・・・・私が普通の子どもだと知った時の、がっかりした顔」なんてね。 いつも、こういうお話を読むと、 「あぁ、私も中学とか高校の時に、こんないい恋愛ができていればよかったなぁ」 って思う。息子もこんないい恋愛をすればいいのに。 それって、どこの学校に入るかによるだろうなぁ。 ネタバレOKなら、この人はかなりいい分析をしている。 http://www.asahi-net.or.jp/~WF3R-SG/ntseomaiko.htm