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カテゴリ:小学生のお話
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。 会社を辞めて、1年。 お料理教室に週に一度通うようにはしたものの、案外そのほかのことは全然できませんでした.....。 働いていた時はあんなにも、いろんなことがしたかったのですが。 チビ助が幼稚園に転園し、毎日2時過ぎに帰宅するために生活のリズムに制約はあるかもしれませんが....。 時間の使い方が思い切り下手になっただけかも。 今年は転職したこともあって、また少し生活リズムを組み立て直す必要がありそうです。 とはいえ、なんといっても長男は「受験の年」。 私なりに支援していけるようにしなくっちゃ。はぁ~(ため息ついてどうする!) まずはプリント整理を終わらせるわ! サピは、お正月の間は冬期講習がお休み。 この間にしっかりと復習&苦手分野の克服!と思っていたのに。 31日はデジタル投票をしたいと言って紅白見ているし。 1日、2日は実家めぐり。3日は朝寝坊。風邪っぴきというおまけつき。 それでも、1日は私の実家で「中学への算数」1月号を開いていた長男。 こういうものを買ってもやる時間も無いし....と思ってましたが、 塾からの冬休みの課題として買ったところ、案外時間を見つけては取り組んでいるようです。 その中の発展問題のひとつを夫に聞いたのですが、これは難しいと夫があきらめたところ、 私の父が「どれどれ、今はどんなことをやっているんだ」とのぞきこみ、それから小一時間.... 紙にあれこれ場合を書き出し、長男と一緒に、「この場合はこうだろ、で...」などとやっていました。 開成→東大法学部→三菱商事の王道コースの父、自信があったようでしたが、 長男と一緒に解説を読んで「あれぇぇ、違った!」と、またまた二人で解説を読み込んでいました。 しばらくして、また「やはり納得できない....」とまた解説を読み返す父。 長男の方はわかったということでした。しかし、中数、やはり高度なんですねぇ。 かたや、私はおせち料理を食べ、ビールを飲み、そして感心するばかり。 私は算数は、もうかなり以前からアウト。英語担当!って言ってます.... 2日は夫の実家へ。チビ助とどうぶつの森を取り合う長男.... えぇーい、と食卓へ引き戻し、せっかく持ってきた歴史テキストを開かせます。 それが、もう、イヤイヤの姿勢で.... 「平塚らいてふと、市川房枝の違いがわかんなーい。 だいたい、青鞜社なんて言葉、覚えて意味あんの~」などと言っていて。 すると、義母が 「青鞜社の鞜って、靴下っていう意味なのよ。 もともとは、ブルーストッキングという運動から来た言葉なのね。 女性の参政権の歴史は、まだまだとっても浅いの。 じゃぁ、世界でどこの国が一番早く、女性の参政権が認められたと思う?」 うーん、アメリカかな? と長男と私。 「政治の発達は、経済の発達と重要な関係があるのよ。」 まだわかっていない、私たち。 「ヒントは、産業革命。」・・・あ、イギリス? 「そう。イギリスでは....」と、産業革命と綿花の需要、奴隷問題、工業化推進と子女長時間労働、 そこからの女性の権利獲得運動....事件や年号や人物名を空で次々と出しながら流れるように説明して下さる義母。さすが、歴史の先生。 第一次世界大戦によって女性がやっと獲得した権利としての、イギリスの「女性の参政権」。 かたや、日本の女性参政権は、GHQ主導の民主化によるもので、獲得したとは言い難い。 そして、女性が参政権を得たのは、ほんのわずか100年のことなのよ。 そう、教えて下さった。 ところで、年末に「チルド・レンズ」という番組で、息子と同じ学年の天才子どもが、小池百合子環境大臣たちに質問をするという番組があったのよ、と義母が言う。 それは見ていなかったなー。 その番組で驚いたのが、そんなにできる子どもでも、小池さんに小泉さんと結婚しようと 思わないんですか、と質問したり、自分がつきあうのはお金がある人と言ったりしていたこと、よ。と。 えぇー。お金のある人とつきあいたいの? だって、うちの会社に入ってバリバリ活躍している女性研究員は、みんなたぶん年収が700万か800万とか、中には1000万の人も少なくはない筈。 くだらない男の機嫌取るより、今のままバンバン自分で勉強してOイン行って東大の大学院にでも行けば、いくらだって稼げるようになるのに。 それができるって、知らないのだろうか。 自分が勉強が得意なことが、将来どういう可能性とつながるっていうことが、まだまだ描けない女の子が多いっていうことなのかしら。 そして、「こうなってみたい!」という女性像を描きにくいということでもあるのかしら。 .....いや、小池大臣のようになってもいいと思うんだけど? ホリエモンの女性版みたいな人に出てきてほしいのかしら? でも、まだまだ女性がそれだけ働けるっていうことを知っている人が少ないのかもしれない。 私が平成元年にバブル入社した時は、まだ「女はクリスマスまで、男はおおみそかまで」が結婚適齢期だなんて言われていたもの。 結婚したら、会社は辞めるのが当たり前だった。 結婚しても辞めない。子どもができても、とりあえずは育児休職取ってみようか。 そういう風潮がでてきたのも、この数年のことなのかもしれない。 青鞜社、という、小5男子には面白みのない言葉から、ここまで話題を広げて下さった義母に感謝。 今年も何回も歴史講義を聴かせていただかなくちゃ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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