少年達の世界。
昼間、wakoさんの息子の少年野球チームの見学をした。わざわざ見学するということではなくて、wakoさんとランチをする、その為にはwakoさんは少年野球チームの練習を抜けて来なければならない、なので、彼女が息子を練習場である体育館(雨なので)に連れて行き、チームの練習用具や監督のお茶(珈琲)出しをするのを、少しだけお手伝いしながら見ていた。体育館に入ると、ユウの空手教室を思い出した。赤と紺のユニフォームを着た小さな男の子達がすれ違う度に『誰??』と思いながらも「こんにちは!」とか「おはようございます!」と、私にも挨拶してくれる。(誰か間違えて「こんばんはぁ!」と言ってたな)ユウも空手続けてたら良かったのになぁって、まぁ、普通の親心がチクリと痛んだ。それと同時に、この子達は、こんな小さい時からこんなに厳しい上下関係や辛い練習に耐えなければならない、この状況、嫌じゃないのかな・・・だって、普通のユウみたいな子供達は今頃友達同士で集まってワイワイゲラゲラ ワイワイゲラゲラしてんのにさ・・・って、思った。が!それは私の勝手な価値観でした。練習(手伝い)に来ているお母さん達の話を聞いていたら、みんな子供たちは自分の意思で「練習行きたい!!」と、言っているらしい。宿題出来てないなら練習連れてかない!と、言ったら「夜練行きたい~」と、泣いた子の話とか。確かに、wakoさんちの息子ワタも、「野球好き」「練習も好き」と言ってた。同じ小学生という時間を生きているけど、この子達は一つ別の価値観と世界を持ってるな、って気付いた。その世界を子供に与えるためなら、ここにいるお母さん達みたいに練習付き添いとか手伝いとかできるんやろうな。って、このズボラな私でも思うことができた。ユウはどんな子に成長するんかなぁ・・・何に夢中になるんかなぁ・・・野球、サッカー、ヒップホップダンス、ギター、どれも見学したけど、入りたい、とまでは思わなかったユウ。空手、スイミング、はやめたし。バスケも中学からでいい、と言ってるし。まぁ、ユウはユウなりに行くんだろう。とにかく今、私に必要なことは一つだけ。勝手な価値観に凝り固まらないようにしよう。ユウが何かに夢中になるその時には、一番いい距離で応援できるようになりたい。そんなことを思った。