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澳門に住んでいた。
1年半ぐらいだったけど。 印象に残る滞在だった。 澳門との出会いは、航空会社で働いていた時。 その頃は、澳門なんて、全く意識してなかった(というより知らない場所だった)。 その日、イミグレーション(入国管理局)から呼び出しが入った。 『また、デポティ(上陸禁止者)かしら~』 なんて言いながら、イミグレへ。 一人の女性が座っていた。 『おたくの飛行機で来た中国人なんだけど、 ポルトガルのパスポート持ってるの』 『偽造ですか?』 『今、確認してるところ』 彼女は、中国語ができた。 彼女のほうから、私に質問してきた。 『どうして私ここに呼ばれちゃってるの?』 どうやら、全く状況が把握できていないらしい。 『どうして、日本へ来たの?』 逆に私が質問した。 『だんなと一緒に旅行してたんだけど、些細なことで喧嘩して ものすごく頭に来たから、彼をおいてきて、困らせてやろう、 その間、日本見物でもしてやろうと思って来たのよ。』 『?』 『日本に入るのがこんなに面倒だと思わなかったわ』 よくよく聞くと、彼女は澳門の人で、だんなさんはポルトガル人だった。 『ポルトガル語できるの?』 『○×△◇~』 ポルトガル語の分かる人はいなかった…(意味のない質問しちゃったよ…) そういえば… 『澳門ってポルトガル領でしたよね』 の私の言葉に、 『そうだった…』 こら、イミグレーション!しっかりしろ! (澳門の日本での認知度が分かるわ~笑) 『お金あるの?』 の言葉に アメックスのゴールドカード、米ドル札を見せる彼女。 『OK!』 簡単に入国が許可された。 (これって、ちょっと人種差別はいってな~い?) 入国は許可されたのに、 『入るだけでこんな面倒な目に遭うんだもの。 日本はいいわ。澳門に帰るから、香港までの飛行機に乗りたいわ』 と、その場でチケットを買って澳門に帰っていってしまった。 この時は、まさか自分が澳門で暮らすことになるなんて思いもしなかったけど、 ポルトガル語を話す中国人がいる澳門に興味を持ったのは確かかも…。 今でも、時折、澳門に行きたくなるんだけど、 夫婦喧嘩をしたら、今度は、私が澳門へ飛び込んでいこうかしら~(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.17 21:11:30
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