ゆう・じん・くらぶ

ここのところTVのニュースで騒がれている狂牛病。

このニュースを見ながら、夫が
『牛肉の輸入再開をしたのが間違いだったんだ。
　あの時、日本は、輸入再開を見送って正解だった。
　台湾の政治家は、国民の健康、体のことなんか何も考えてない！
　日本の政治家は、その点えらかった！』

え～？日本の政治家が、日本の国民の健康、体のことを考えて
牛肉の輸入再開を見送ったなんて思ってる人、いるの～？
(少なくとも、私はそんなこと考えたこともなかったよ…笑)

わたしは(相当)ひねくれているので、
輸入再開反対と賛成の間で、反対のほうが献金額が多かったのね～なんて思っていた。
とりあえず、国民の健康のために輸入を見送ったというのは、
ちょっと奇麗事過ぎない～？なんて思っていた。


以前、仕事の関係で、ある政治家を訪ねたことがある。
国会の議員会館まで、訪ねていった。

議員会館は、いろいろな陳情を行いたい人で、人、人、人…
全国各地から、いろんな陳情をするために、来ているのね…
でも、その願いはかなうの？と思ったり…

待たされ、待たされ、ようやく議員と面会。
ものすごい人を見下したような高圧的な態度に嫌悪感。
もしかしたら、この議員だけかもしれない…と思いながらも、
こんなのを議員に選んじゃったって後悔することはないのかしら…なんて(笑)

この議員も、私に出身地を聞いてきて、
自分の選挙基盤と関係ないことが分かると、
目に見て取れるほど、興味を無くした様子(笑)

選挙の時には、国民にぺこぺこへつらって、
議員になったら、国民を見下して、
感じ悪～い！と夫に言ったら、
台湾も同じだよ…
どこも議員の態度なんて変わらない?!

議員に対して、あまりいい印象がないので、
『狂牛病、(あの議員が?!)国民のために輸入再開禁止～?!信じられな～い!!』
なのかもしれない(笑)

でも、ニュースとか見ていても、
国民と議員の距離が近く見えるのは、台湾のほうなんだけど…
日本のほうが、人を見下した態度大！のような気がするんだけど…

まだ台湾に来たばかりの頃だったかな？
何の選挙だったか忘れたけれど、
選挙期間中、近くの公園で、候補者に支持者によるものだと思うんだけど、
選挙バザーが行われていてびっくりした。

風船とか、下敷きとか、スープ、お菓子、
普段なら、ただで配られる(?)ようなものを売っていて、
それが、その候補者の選挙資金になるのだと聞いた。

自分が支持したい候補者のところで、子供が喜ぶようなものを
ちょっと購入することで、支持の表明と援助をできるのだから
悪くはないよね～？
でも、台湾の選挙、何でもありだな～(笑)

こんな形で支持されるから、投票者と候補者の距離が近く感じられるのかしら…？