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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:台湾 徒然
澳門の古い習慣を書いていて、思い出した。
一昨年かな、まだ日本語学校で働いていた頃、 仕事を終えて、家に戻ると、 玄関のドアに、赤い紙が貼ってあった。 『なんだろう?この赤い紙?』 戦時中なら、招兵?(←いつの時代の話だ~(笑)) 結婚式かな? 家に入り、夫に、 『ドアのところに赤い紙が貼られてるの。 結婚式かな?』 『違うよ。たぶん、お葬式。 義母のほうが詳しいから、聞いてごらん。』 え~!!赤い紙なのに~!! 台湾では、赤はお祝い事でしょ~? 義母にたずねると、 『近くで、お葬式があるのね。 (死んだ霊が)間違って他所の家に入らないよう(!!)に、 他所の家のドアに貼るのよ。 台湾の昔の習慣で、今はあまりしないけど。 珍しいわね。貼ってあったの?』 と、教えてくれた。 赤はおめでたいってことは、忘れないのに… 死んだら、自分の家を忘れちゃうんかい? (↑忘れるなよ、自分の家ぐらい。って書いてる私が、彷徨いそう… 日本まで行っちゃったりして…。やっぱり迷うかも?う~ん。) 台湾、やっぱり謎が多いわ…深いわ… この後、日本語を教えていた生徒にこの話をしたら、 『そんな習慣あるの~? 日本の習慣~?(←日本には、たぶんないと思う…聞いたことない…汗)』 と、逆に質問され、びっくり。 人のことは言えないけど、 自分の国の習慣、風習は、1つの文化なんだから、 きちんとおじいちゃん、おばあちゃんから学んでおいたほうがいいよ~(笑) 教えてくれる人が、いなくなってしまわないうちに。 一度失われた文化は、もう取り戻せないんだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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