ゆう・じん・くらぶ

夕方、私の苦手な(?)義兄の嫁、ダーサオが来た。
彼女が、家に来るなんて珍しい。
ちょっとびっくりしていると、
『阿公にケーキを持ってきたの』

幼稚園へのお迎えの途中だからと
ケーキだけおいて帰ろうとするダーサオに
義母はいろいろと話しかける。

『もう、帰るから…』
というダーサオに
『再見～』
と、確かに言ったことは言ったんだけど…

台湾人には、よくありがち(?)
また、義母と話をはじめた。
私だって、いろいろやることがあるんだから…
その場を立ち去ろうとした私に、義母が
『ダーサオは親戚なんだから、『再見』ぐらい言えないの？
　親戚らしくできないの？』
と、私に声を荒げた。

『再見』って言ったのに、その後ダラダラと話をし始めたのは誰よ？
その台湾人のダラダラが嫌なのよ。
本当に帰る時に、呼んでよ。
それに、親戚って…昨日、その親戚にいらん事を言ったのは誰よ～!!
↑と、心の中で叫んで、私はいやな顔。
ダーサオは、帰っていった。

その後、義母は
『あなた達が、仲良くないのは知ってるけど、
　親戚なんだし、仲良くしないといけない』
『石門(義母の誕生日パーティー)で、ダーサオは
　食事中、全然話をしないの。
　みんなでの集まりにそんな態度はいけないでしょ』
『あなたがもっとダーサオをたててあげれば、いいのよ』

ダーサオが、石門で話をしなかった事まで、私のせいにされても…
そりゃ、自分や自分の子供達のせいにしたくないのはわかるけど、
私は、あの時は子供達と別のテーブルに座っていたんだし…

私が、ダーサオが嫌なのは、変な対抗心を持って接してくるから。
ゆぽが、３歳の時に七五三の衣装をもらえば、
どこで手にいれたのかは知らないけど、
同じように七五三の衣装を手に入れて、見せに来る。
ゆぽ、じぽにミキハウスの洋服を着せると、
自分の娘(一番下の子)に、頭のてっぺんから靴の先まで
ミキハウスで揃えてくる…(髪飾りから靴下、靴、ついでにバッグも)

『ゆぽ、じぽは日本語ができるのね…』
なんて、外でいわれているのを聞いた彼女は、
自分の娘(高二)、息子(高一)を高校の日文科に入れた。
言葉なんて、本人の興味があるのをさせてあげたらいいのに…

私が日本人だから、嫌なのかな…と思う。
台湾に来たばかりの頃、周りが『日本人』と珍しがったのが、
気に障っているのかな…
私は、この『日本人』と注目されるのが嫌だったんだけど…
『日本人』だけは、どうしようもできないことなので勘弁して欲しいんだけど…

義母とは、ここのところ穏やかな(?)日が続いていたのに、
また、ダーサオの件で気まずい…
この喧嘩の終了は、いつになることやら…