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カテゴリ:財務
Vol.1では、財務諸表を直近3ヵ年分入力するところまでいきました。
Vol.2では、経営比率分析の中でも総合指標とよばれる中で主な3つについて説明 しています。 其の一 経営資本対営業利益率について 経営資本とは、総資産から繰延資産、投資等、建設仮勘定を差し引いて 求めます。ようするに、経営に参加していない資産を差し引いたものとご 理解下さい。それで、営業利益(本業で稼いだ利益)を先に出ました経営 資本で除して何%になるのかを算出します。 この指標の意味合いは、経営資本、つまり、個人に例えると、預金をする 際の元本がどのくらいの利回りなのかを算出するのと同じです。 其のニ 経営資本対営業利益率が算出できたなら、中小企業庁が出版されている中 小企業の経営指標で該当業種を見て、黒字企業でありかつ従業員規模を確 認し、指標と照らし合わせます。そこで、比率が低い場合(利回りが黒字 平均より低い場合)は、経営に参加している資産に問題があるのか、収益 や費用に問題があるのかを分析するために、経営資本回転率(売上高を経 営資本で除したもの)と売上高対営業利益率(営業利益を売上高で除した もの)を算出します。経営資本回転率が中小企業の経営指標より低い場合 は、資産が思うように働いていないことがわかりますし、売上高対営業利 益率が、経営指標より低い場合は、売上げが少ないか、費用にムダがある のかが分ります。 そこで、次回は、経営資本回転率と売上高対営業利益率を詳細にばらしな がら、説明を加えていきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/03/06 11:32:25 AM
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