西国第二十八番 成相山 成相寺
天橋立の西に位置する。「聖観世音菩薩」がご本尊として奉られ、この本尊は美人になれる観音様、美人観音ともいわれているようである。秘仏として33年に一度ご開帳される。今年は11月末までご開帳中である。このご本尊さまには伝説があり「大雪の続いた冬のある日、食べ物はなくなり和尚は餓死寸前であったが、そこに一頭の傷ついた鹿が現れた。肉を食べてはならないという戒律があったが、命には代えられず、その鹿の肉を煮て食べた。和尚は食べてから、鹿の肉と思ったのは本尊の腿の木片であることに気付き、観世音菩薩が身代わりになり助けてくれたことを知った。 和尚は喜び、木片を観世音菩薩の腿につけると像は元通りになったという。」この話を知っていたので思わず秘仏の観音さまに異変が無いか見てしまったが変化は無く、本当に美形の観音さまでした。西国三十三所最西北の地「丹後半島」、意外に近畿も結構広いです。此処も京都府内です。京からも遠く離れ冬は降雪も多く西国三十三所巡拝は大きな価値が有ったのでしょう!西国三十三所のご朱印を全て集めると無条件で閻魔大王さまが天国へ導いて貰えると言うぐらい苦行だったのだと推測されます。