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テーマ:最近観た映画。(40093)
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いま、映画界でいちばんホットな話題作品であろう「おくりびと」を観た。この映画が非常にいいらしいということは知っていたが、去年放映されていた時には映画館に足を運ばなかった。
先週、この映画が米アカデミー賞を受賞したことはワイドショーなどでかなり取り上げられていた。もともと良い映画らしいと知っていたので、素直に喜んだ。その時点でもあまり観ようとは思ってなかった。どうせ放映は終了しているだろうから、と勝ってに思っていた。ワイドショーの特集や監督の生出演などがTVで放送されていたが、ほとんど見なかった。 金曜日になって、2月もそろそろ終わるなぁと思っていた時、ふと映画館のサイトを開いてみた。そしたら、2月27日(金)は日に1回放映だったのが、2月28日(土)から日に3回近くの映画館で放映されるという。俄然観たくなった。ちょうど3月1日が日曜日であることもあって、1日に観に行くことにした。 俺が利用している映画館はネットで空席状況がわかったり、ネットから席を指定してチケットが買える。土曜日の段階で最も早い時間の放映の席が埋まりかけていた。 「アカデミー効果か?」 と思った。 慌ててネットで席を予約した。(結果的にチケットはsold out、スクリーンは満席となっていた。) この映画が納棺師をテーマにした、ということくらいしか知らなかったので、Wikipediaで調べてみることにした。そしたら1996年に「納棺夫日記」を読んで感銘を受け作者に映画化の許可を得たことや、舞台・ロケ地が富山ではなく山形となっていることなどを知った。あらすじも記載されていたので、読んだはずだが全然覚えていなかった。なぜだろう???結果としてあらすじを覚えていなかったことは良かったと思う。 まず出だしは宣伝などにも使われているあのシーンから突然に始まる。そこで納棺という物語にぐっと関心を持つのだが、その直後に起こるあの笑い。(失笑?)まさに脳天がゆさぶられた。そこでユーモアを入れる?アカデミーの審査員もまず冒頭でぐっと心を掴まされたに違いない。 納棺という人の死を見つめるテーマの映画でありながら、随所に笑えるシーンが差しはさまれ、さらに元・チェロ奏者という主人公の音楽がここぞとばかりに聴かせてくれる。このユーモアとクラシックがなかったら、アカデミー賞はとれなかったのではないだろうか。 もしこれから観る人がいたら、余分な情報は仕入れず真っ白な頭のままで観てください。きっと見終わった後にさわやかな感動が残ることでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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