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カテゴリ:き(ぎ)
「うそばっかりえどのはなし」とルビをふってある。講談などで有名な「天保六花撰」なのだが、設定は同じようだがアレンジを加えてもっと魅力的なものになっていると思う。かくいう私も講談などの方はよく知らないのだけれど。半村良の「碑夜十郎」(いしぶみやじゅうろう、と読みます)を読んだくらいで。(NHKでドラマ化されたので知っている人もいるかも。阿部寛が夜十郎で、河内山宗俊が石坂浩二ね。)
あれよりもなお、「直侍」こと片岡直次郎がいい。どうもあの人は「遊び人」って感じで魅力が無かったのだけれど、この本では妻として世間知らずの娘「あやの」を配し、妻を守るために一生懸命になっているところがいい。(一生懸命に詐欺を働いてるんですけどね)いわゆるピカレスクロマンとしても、時代物としても傑作の一冊。 贋作天保六花撰(うそばっかりえどのはなし) 「突撃!昨日のばんごはん」 ・刺身 ・めばると筍の煮付け ・サラダ ・筍ご飯 実家に帰ったのでご馳走。「筍めばる」はおいしかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.05 22:54:16
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