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ニ三日前の新聞広告で名前を見ていた本。図書館にあったのですかさず借りてきました。この人のエッセイは好き。壇ふみとの「ああ言えばこう食う」なんかいいですよね。二人とも視点が鋭くって、しかもユーモアに温かみがある。小説は読むのは初めてなのだけれど、イラスト(本人)を含めとても読みやすくっていい話だった。
「サーカス」と聞いてわくわくする興奮と共にある種の「怖さ」というか「寂しさ」を感じるのは私よりも上の世代だけなのかもしれないけど、現在の「イリュージョン」めいたそれとは違った「異世界」の香りを含んだ何かがその言葉にはあったと思う。もう一世代前だと「美しき天然」とか「ジンタ」とか言ってもっとノスタルジックで寂しげなことを思い浮かべるのかもしれないけど。そんな「日常の延長であるところの非日常」の世界を描いているのがこの本であるとも言えるだろう。主人公は幼稚園児で、その年齢にしてはちょっと大人びたところがないとはいえないけど、そう不自然と言うほどではない。テーマもそう奇抜な珍しい物ではなく、ありふれた物といってもいいかもしれない。しかし読んだ後なにか残る物があればそれはいい作品といえるのではないだろうか。 ウメ子 「突撃!昨日のばんごはん」 焼肉を食べに行きました。チェーン店で、初めて行ったのだけれどなかなかおいしかったです。しかしメニューに「お子様たこやき」ってのがあるのはどうかな、とは思うけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.03 13:01:37
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