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カテゴリ:し(じ)
有能な女性編集者が、同僚の死のころから奇妙な出来事が続きどうも自分も狙われ始めたように感じる…サスペンス劇場かなにかにもありそうな筋書きなのだけれど、そこは柴田よしき、一筋縄ではいかないものがある。推理のトリックや動機などにそう目新しいものがあるわけではないのに、読んだ後にずしっ、とくるものがあるのはやはり作者の力、というものではないだろうか?等身大のヒロインの姿がよく描かれているから、もあると思う。(とはいえ、顔も性格も頭もいい、マジメで有能な彼女と自分を重ね合わせるというのではなく、こんな人がもしそばにいたら自己嫌悪に陥りそうだからイヤかもしれないんだけど)
解説にも載っているのだが、恐ろしい話なのに読後感がいい。それはヒロインが成長してゆきながらも決して汚れていない、というところにあるのだと思う。 いい本です。買い、だな。(古本屋めぐりしなくっちゃ) 「突撃!昨日のばんごはん」 ・豚トロねぎ塩焼き ・薩摩汁 ・漬物 さつまいも料理しなくっちゃ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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