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カテゴリ:共著・アンソロジー・対談・リレー小説など
日本語本がブームとなっているこの頃だけれど(「声に出して読みたい…」とか)この本はどちらかというとA・ビアスの「悪魔の辞典」に近いかな?日本語ってなかなか「たのもしいじゃないか」と言う観点で一文字につき一語を検証してゆくわけなんだけれど(「あ」なら「遊び」とか)その選ぶ単語の面白さと二人(担当・佐藤氏も交えて三人)のやり取りが面白い。なによりいいのは(いいのかなあ?)二人の口調。例えば
「なんだかわからないが、いい感じだな。拍手をさせてもらうよ」 「いや、拍手には及ばないよ」 といったようなもの。…会話ななのに文語体、というか「正しい日本語会話」の教科書調というかそういう口調で検討されるものが「やばい」とか「おてんば」だったりするのだから…そのギャップが楽しいのかな。夢枕獏の清明シリーズの会話も独特だけれど(あれもうつるんだよねえ)こっちも読んでいるうちに口調がうつってしまうそう。でも面白かったです。まったくたのもしい(笑) 「突撃!昨日のばんごはん」 ・ハンバーグ ・サラダ ・ジャガイモと玉ねぎの味噌汁 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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