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一昨日の宝引きの辰捕者帳の続き。二冊一緒に買ったのです…これが百円とは古本屋はありがたい。
どこから読んでも楽しめる本なんだけど、今回の中の「夜光亭の一夜」という一編には、「夜光亭浮城」という女性の手妻師が出てくるんだけど、泡坂ファンならあれ?と思うこの名前。この女性、後に曾我佳一郎という人の妻となるという…そう、その名前から想像するのは作者のシリーズ物のヒロインのご先祖にあたるのでは?とか考えたりして。こんなところにもお遊びが隠されているのは作者がやはりマジシャンであることと無関係ではないと思う。 解説読んでまた納得したんだけど、一昨日の本もこの本も、語り手が話ごとに違っている。語り手が辰の下っ引きだったり事件に巻き込まれる容疑者だったり目撃者だったり。その視点を変えることによって、各々の得意分野とでも言うべきか、「江戸の情緒」のようなものがよりいっそう伝わってくるような気がするのだ。いや~やっぱりいいわ。 「突撃!昨日のばんごはん」 ・おでん ・大根とねぎの味噌汁 ・煮豆 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.12 14:14:17
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