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カテゴリ:し(じ)
緑子シリーズで、妙に気になる脇役(笑)として有名な山内練と、彼に惹かれてしまう麻生刑事(いわゆる部長刑事ですな)の、出会いの部分を掘り下げた話、と言ってしまえばそれまでなんだけど…
もしあのとき、あの場所に居合わせることがなかったら…というのは物語の定石なのかもしれないけど、そこのところが見事にうまい。素敵。 一人で生きていける(アタシがいなくっても彼って平気なんじゃないの?)と妻に思わせてしまう夫、っていうのは私も「いい旦那様じゃん!」なんて思ってしまうのだけれど、(アタシは彼のためになにかしたいのよ)あるいは(アタシの存在意義って何?)みたいなことを考えてしまう妻にはやはり向いてなかったのかも。いや、彼女さえ気づいていなかった「心の隙間」をうまく突いた、といえるのかもしれないが。で、その隙間に気づいたのはやはり彼自身が心に暗闇を抱いているからなのではないか、って思いました。文庫になったら買うぞ~!(文庫になったら、ってところが弱気ね(笑)…でもやっぱり、ねぇ?) 聖なる黒夜 「突撃!昨日のばんごはん」 ・手巻き寿司 ・エビの味噌汁(って、頭が残ったからなんだけど…) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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