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ちょっとBLかな…?という感じも受けるかも。BL絶対嫌悪の方にはお勧めじゃないとは思うが(直接的表現は全くないので)でも、、BLというよりも耽美風味が入った佳作。
華美な表現がないのに描写が美しく繊細である。 対照的に、登場人物がいまひとつはっきりしないキャラクターだと思う。主人公格二人ともになにやら流されている風味で、おとなしい方も活発?である方も積極的に何かを起こそうというわけでなくあるがままにたゆたっているよう。 そのせいか、登場人物を外から見た形の「水に沈んだ私の村」のほうが表題作よりもわかりやすい。主人公達を「外から」接して、交わっていても決して一つに合わさることのない「生徒」と「先生」という形、で表現されるのが切なく懐かしい(ノスタルジー)雰囲気だ。 前編に漂うカルキの匂い、月に跳ねる魚、トマトの青い香り、屋上から見る花火…夏だ。 月魚 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.08 21:28:11
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