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カテゴリ:ひ(び ぴ)
原発とテロリストを絡めた秀作。
最初の子どもがヘリに乗り込むのが後になって利いてきているところがうまい。わりと早い時点で犯人(の一人)がわかるのだが、犯人がわかっても興味が薄れたり、ということは全くない。原子力関係などの専門用語は多いがストーリーのテンポがよく、面白く読めた。 原発モノには古くは原子炉の蟹 (長井彬)なんかがあるけど、時代を切り取って問題提起という点ではネタにしやすいものかな、と思う。 自分の生活基盤を、当たり前のように消費し見えないフリをしている(あるいは見ようともしない)一般大衆に対するメッセージ、という展開は、モノは違うけれど福井晴敏氏や五条瑛氏の一連の作品にも通じるところがあると思う。…そして、この問題は現代も解決されていない、ということには考えさせられる。 天空の蜂 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.18 21:45:07
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