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カテゴリ:し(じ)
連作短編。
異能な姉(見たくないものも「見える人」、しかも薄幸の美少女だ)を妹の目から懐かしい(?)時代を背景に描いている。昭和三十年代初め、みんな貧しかったけれど、他人の面倒を見たりいい意味での深い近所づきあいがあって、いい時代だったんだろうな(「三丁目の夕日」の時代だよね)貧しくても、ミシンを購入することを「産業革命」というように、明るく生きる家族がいとしい。 「異能な故に迫害される」というパターンにならなくてよかったのだが、底に流れる哀しみのようなものが時代とともに切なさを感じさせるのだろう。続編も読みたい。 わくらば日記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.01 20:09:03
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